あ行の用語

IT法務とは、その名のとおりIT分野に関する法務のことです。IT法務に対応するためには、個人情報保護法やデータセキュリティ、知的財産権（著作権・特許・商標）、電子商取引の知識が求められます。今後の企業成長には、欠かせない法務分野です。

アウトソーシングとは、業務効率化やコスト削減、人員不足の補填を目的として、業務を一部外部に委託することです。主に、管理部門の業務において活用される場面が多い傾向にあります。

安全衛生とは、従業員の労働安全と労働衛生を守り、働きやすい職場環境を整備する取り組みです。生産性の向上への効果が期待できるとともに、労働災害防止への効果も期待できます。

移転価格税制とは、海外の関連会社間との取引価格を適性に設定し、取引価格の操作による利益移転の防止や租税回避行為を防止するための制度です。

インハウスローヤーとは、企業内弁護士・組織内弁護士のことを指しています。事務所に所属している弁護士とは異なり、取引で発生した法務関連業務やコンプライアンスなどが業務の範囲です。

インボイス制度の正式名称は「適格請求書保存方式」で、2023年10月1日に導入され、消費税の仕入税額控除を受けるために適格請求書の発行・保存を求める制度です。 適格請求書には、取引をするうえで正確な消費税額や適用税率等を伝える役割があります。インボイス制度に対応するにあたって、インボイス発行事業者への登録が必要です。

ウェルネス経営とは、従業員が働きがいと生きがいを感じる環境づくりを目指す経営方針のことをいいます。従業員の定着や従業員の満足度向上に影響します。

オフバランスとは、貸借対照表（バランスシート）に資産や負債を計上せず、企業価値を高めることを目的としています。  

覚書とは、契約における締結・合意内容をまとめた書面のことです。内容次第で法的効力が発生します。

オンボーディングとは、元々「船や飛行機に乗っている」という意味を持つ「on-board」が元となった用語です。ビジネスで使われる意味としては、新入社員の早期離職防止や早い段階での会社への適応などのために実施する、社員育成プロセスを指します。 オンボーディングを実施することで、企業側には、採用コスト削減や生産性の向上、社員のエンゲージメント向上などのメリットがある一方、社員側としても、会社を知ることができ、安心して働くことができるというメリットが生まれます。 また、メンター制度やコミュニケーション手段が複数あるなど、従来おこなっていたサポートよりも、新入社員に寄り添う内容になっている点が特徴です。