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総務の仕事はなくなる?AI時代に求められる新しい役割とDX化のための厳選ツール7選

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総務の仕事はなくなる?AI時代に求められる新しい役割とDX化のための厳選ツール7選

「AIが普及したら、総務の仕事はなくなるのではないか」と不安を抱える方は多いのではないでしょうか。

定型業務の自動化が進む中で、総務担当者が将来を心配するのは自然なことです。

ただ実態としては、「なくなる業務」と「むしろ重要度が増す業務」がはっきり分かれており、理解を整理することが次の一手につながります。

この記事では、AIによる総務業務の代替可能性を整理したうえで、これからの総務に求められる役割と、今日から始められる具体的な対策を解説します。

目次

「総務の仕事はなくなる」と言われる背景

①:AI・RPAによる定型業務の自動化

ここ数年で、バックオフィス業務の自動化は大きく進みました。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)や生成AIの登場により、データ入力・書類作成・スケジュール管理といったルーティン作業は、ツールで処理できる時代になっています。

総務は「管理部門の何でも屋」とも呼ばれますが、担当する業務の多くは定型性が高く、自動化の恩恵を受けやすい領域でもあります。定型業務×自動化の相性の良さが、「総務の仕事がなくなるのでは」という議論の出発点になっています。

②:クラウドSaaS・電子化の普及による手続き業務の変化

契約書の電子化、稟議・申請のワークフロー化、備品発注の自動化――さまざまな変化が重なり、かつて総務が担っていた紙ベースの手続き業務は大幅に削減されています。

電子帳簿保存法への対応や電子契約の普及により、書類の印刷・ファイリング・郵送といった作業そのものが不要になるケースも増えました。仕事量が減るのは事実ですが、「業務がなくなる」と「人の役割がなくなる」は別の話です。

③:法改正・コンプライアンス強化による管理業務の複雑化

一方で、法改正のスピードは上がっています。2026年12月1日施行の改正公益通報者保護法、電子帳簿保存法の継続的な改正、ハラスメント対応義務の強化など、企業が対応すべき法的要件は増える一方です。

ルーチン作業は減っても、コンプライアンス管理・リスク対応・社内規程の整備といった「判断を伴う業務」は増えています。定型作業が減っても判断業務が増えていく——総務という職種が簡単にはなくならない理由のひとつです。

AIに代替されやすい総務業務・代替されにくい業務

AIに代替されやすい業務

以下の業務は、ツール導入によって大幅に削減できます。

  • データ入力・集計・転記作業:請求書の内容確認、勤怠データの集計、備品在庫の入出庫記録など、決まった規則でデータを処理する作業はRPAやAI-OCRが得意とする領域です。
  • 定型文書・契約書の作成:テンプレートに沿った文書作成はAIツールで対応できます。社内通知文、各種申請書の雛形、標準的な契約条項の生成などが該当します。
  • 電話・問い合わせの一次対応:「会議室の予約方法は?」「備品の申請はどこから?」といった社内からの定型的な問い合わせは、AIチャットボットや自動音声応答で処理できます。
  • 備品発注・在庫管理:在庫数に応じた自動発注や、コスト管理の自動集計は、購買管理システムで対応可能です。

AIに代替されにくい業務

一方で、以下の業務は引き続き人の介在が求められます。

  • 複雑な社内調整・利害関係者との折衝:部門間の意見対立を調整したり、経営陣と現場の温度差を埋めたりする仕事は、関係性と文脈の理解が必要です。データだけでは判断できない場面も多く、AIが代替するのは難しい領域です。
  • 緊急事態・危機対応:オフィスの設備トラブル、自然災害時の従業員安否確認、突発的なコンプライアンス問題への対応など、想定外の事態への柔軟な対処は人間の判断力が求められます。
  • 組織文化・エンゲージメントの醸成:従業員が働きやすいと感じる職場環境を整え、離職率を下げ、モチベーションを維持する取り組みは、数値化しにくい人間的なケアの積み重ねです。
  • コンプライアンス・法令対応の判断:法改正の内容を自社の実態に照らして解釈し、社内規程に落とし込む作業は専門的な判断を要します。法令の読み方やリスクの重みづけは、人間の経験と責任感があってこそできる仕事です。

これからの総務に求められる役割

「戦略総務」として経営を支える役割

従来の総務は「コスト部門」として位置づけられてきましたが、DXの進展によって役割が変わりつつあります。定型業務をツールに任せることで生まれた余力を使い、経営戦略の実行を支援する「戦略総務」という考え方が広がっています。

たとえば、オフィスレイアウトの最適化によるコスト削減、福利厚生の見直しによる採用競争力の向上、社内データの整備による経営判断の高速化などが代表的です。ツールの導入・管理を主導できる総務担当者は、DX推進の中心人物になれます。

従業員体験(EX)の設計者としての役割

「人が長く働きたいと思える職場をつくる」ことが、総務の競争優位になる時代です。リモートワーク・ハイブリッドワークの普及により、オフィス環境や働き方の設計が採用・定着率に影響する場面が増えました。

総務が従業員満足度(ES)を意識しながら、オフィス設計・社内イベント・健康支援・コミュニケーション活性化策を主導することで、人事部門と連携した組織強化に貢献できます。

デジタルツールを使いこなすDX推進者としての役割

ツールを「使う側」ではなく「導入・定着させる側」になることが、これからの総務の差別化ポイントです。総務が率先してSaaSの選定・導入・運用を手がけることで、社内のDX文化を牽引できます。

ベンダーとの交渉、ツールの費用対効果の試算、社員向けの使い方説明会の実施など、一連のプロセスを担える総務担当者の価値は高まっています。

生き残るために今取り組むべきこと

自分の業務の「見える化」

何にどれだけ時間を使っているかを把握しないと、何を改善すべきか分かりません。日々の業務をタスク管理ツールや業務可視化ツールで記録し、定型業務の割合を把握することが最初の一歩です。

定型作業の比率が高いほど、ツール導入による削減余地があります。逆に、コミュニケーションや判断を伴う業務の割合が高ければ、非定型業務のスキルをさらに磨くことに集中できます。

ツール選定・導入スキルの習得

SaaSの選定には、自社の課題の言語化・複数ツールの比較・費用対効果の算出・セキュリティ要件の確認など、一定のビジネススキルが必要です。スキルを習得することで、「総務のDX推進担当」というポジションを確立できます。

法令・コンプライアンス知識のアップデート

法改正のスピードに合わせて、自社の規程や対応を継続的に見直す習慣が欠かせません。「知らなかった」では済まないリスクが増えている中で、法令情報を追い続ける姿勢そのものがキャリアの強みになります。

データ活用・分析スキルの獲得

総務は社内の多様なデータに接触する機会が多い部門です。備品コスト・施設稼働率・問い合わせ件数・会議室利用状況などを可視化・分析して経営に活かす力を身につけると、「数字で語れる総務」として重宝されます。

総務のDX化を支援するツール・サービス7選

総務のDX化と「戦略総務」へのシフトを支援する代表的なSaaSを紹介します。

自動化・アウトソーシング・ナレッジ共有・ワークフローと、それぞれ強みの異なるサービスを目的別に整理しました。

i-STAFF|定型業務をまるごと任せられるオンラインアシスタント

総務のDXを「自動化」ではなく「アウトソーシング」で進めたい企業に向いています。i-STAFFは、書類整理・データ入力・スケジュール調整・メール対応など、総務担当者が時間を取られがちな定型業務を、オンラインアシスタントが代わりに処理するサービスです。

秘書業務に加え、経理・人事・Web運用サポートまで幅広くワンストップで依頼できる点が特徴です。業務量に応じたプラン変更もでき、繁忙期に合わせて柔軟に対応できます。

i-STAFFのおすすめポイント

  • 秘書業務に加えて経理・人事・Web運用までワンストップで依頼できる
  • 多段階の選考を通過したスタッフが対応し、業務品質が安定している
  • 稼働時間・業務範囲を繁忙期に合わせて柔軟に調整できる
サービス名 i-STAFF(株式会社ビープラスト)
初期費用 要問い合わせ
月額費用 81,000円~

NotePM|「聞かないと分からない」を解消する社内Wiki

「人に聞かないと業務が進まない」状態が続くと、総務業務の属人化が深刻になります。NotePMは、マニュアル・議事録・業務フローなど社内のあらゆる情報をクラウド上に集約し、全社員がいつでも検索・参照できる環境をつくれる社内Wikiサービスです。

Word・Excel・PowerPoint・PDF内のテキストまで検索対象に含まれるため、「あの手順書どこだっけ?」という時間ロスを減らせます。AIによる要約・文章校正・翻訳機能も備え、運用をさらに効率化できます。

NotePMのおすすめポイント

  • Word・Excel・PDFの中身まで全文検索でき、必要な情報に素早くたどり着ける
  • 変更履歴が残り、最新情報と旧情報の混在を防ぎながら運用できる
  • AI機能で要約・校正・翻訳まで対応し、情報整備の工数を削減できる
サービス名 NotePM(トヨクモ株式会社)
初期費用 0円
月額費用 4,800円~

X-point Cloud|紙の稟議をそのまま電子化するクラウド型ワークフロー

「申請書を印刷して上長に回す」紙の稟議文化が残っている企業に向いています。X-point Cloudは、稟議・各種申請・承認フローをクラウド上で完結させるワークフローシステムです。既存の紙やExcelの申請書をそのままの見た目で電子化でき、フォーム作成・承認ルート設定もノーコードで対応できます。

PC・スマホ・タブレットから承認操作が可能なため、外出中の管理職が承認ボトルネックになりにくい点も魅力です。稟議の可視化により、どの申請がどこで止まっているかをリアルタイムで把握できます。

おすすめポイント

X-point Cloudのおすすめポイント

  • 紙・Excelの申請書をそのままの見た目で電子化でき、移行負担を軽くできる
  • ノーコードでフォーム・承認ルートを設定でき、情シス担当がいなくても運用可能
  • スマホ・タブレットからも承認でき、外出中でも処理を止めずに進められる
サービス名 X-point Cloud(株式会社エイトレッド)
初期費用 0円
月額費用 20,000円~+500円/ユーザー

Octpath|業務プロセスを標準化してミスと属人化を防ぐプロセス管理ツール

「担当者が変わると業務の品質が落ちる」という課題を抱える総務チームに適しています。octpathは、業務プロセスをステップごとに整理・管理し、担当者が変わっても同じ品質で業務を進められる環境をつくれるクラウド型プロセスマネジメントサービスです。

マニュアル・作業記録・進捗管理を一つの画面に集約することで、業務の抜け漏れをシステム側で防げます。新人の立ち上がり期間の短縮だけでなく、繁忙期のクオリティ低下の防止や、マニュアルが形骸化しがちな現場での運用定着にも役立ちます。

Octpathのおすすめポイント

  • 業務フローをステップ単位で管理し、担当者が変わっても品質が安定する
  • マニュアル・進捗・作業記録を一つの画面に集約し、抜け漏れを防げる
  • 非エンジニアでもフロー作成・運用でき、情シス負担を増やさず導入できる
サービス名 Octpath(株式会社テクノデジタル)
初期費用 300,000円
月額費用 30,000円~

flowzoo|業務の流れを「見える化」してムダを発見する業務管理クラウド

忙しいのに何をやっているか分からない」という状況を打開したい総務チームに向いています。flowzooは、日々の業務タスクとプロセスを可視化し、どの工程に時間がかかっているか・どこにボトルネックがあるかを明確にする業務管理クラウドです。

業務フローをテンプレート化して組織内で共有できるため、属人化の解消にもつながります。現状の業務フローを把握しないままDXツールを導入しても効果は出にくく、まず「見える化」から始めることが改善の前提になります。

flowzooのおすすめポイント

  • 業務フローとタスク量を可視化し、改善ポイントを客観的に把握できる
  • チームの業務負荷を把握でき、偏りや属人化を早期に発見しやすい
  • 業務手順をテンプレート化して共有でき、ナレッジ資産として活用できる
サービス名 flowzoo(BUSINESS-ALLIANCE株式会社)
初期費用 0円
月額費用 2,750円/人~ ※年契約

ミライAI|電話対応を自動化するクラウド型AI電話サービス

社内外からの電話対応で総務業務が分断されていると感じている企業に適しています。ミライAIは、AIが電話の一次対応を自動で処理し、内容の分類・通知・記録までをシステムが担うクラウド型AI電話サービスです。

24時間365日の自動応答に対応し、営業時間外の対応漏れや折り返し忘れを防げます。電話が鳴るたびに集中が途切れる状況を改善することで、総務担当者がより付加価値の高い業務に時間を使えるようになります。

ミライAIのおすすめポイント

  • AIが24時間365日対応し、営業時間外の電話も自動で一次処理できる
  • 通話内容を自動でテキスト化・記録でき、対応履歴の管理が楽になる
  • 応対内容をメール・チャットに通知でき、折り返し漏れを防ぎやすい
サービス名 ミライAI(株式会社ソフツー)
初期費用 0円
月額費用 500円~

リーナー購買|購買プロセスを一元管理する購買管理システム

備品・消耗品・外部サービスの購買管理が煩雑になっている総務担当者に向いています。リーナー購買は、見積取得から発注・承認・支払いまでの購買フロー全体を一元管理するクラウド型の購買管理システムです。

購買データを独自のアルゴリズムでAI分析し、誰が・何を・どこから・いくら買っているかを可視化することでガバナンス強化につなげられます。「毎回担当者が独自に価格交渉している」「どこにいくら払っているか把握できていない」という状況を改善できます。

リーナー購買のおすすめポイント

  • 購買データをAIで分析でき、コスト削減の根拠を可視化できる
  • 承認ワークフローをシステム化でき、発注の抜け漏れや二重発注を防ぎやすい
  • ベンダー管理・取引履歴も一元化でき、担当者交代時の引き継ぎが楽になる
サービス名 リーナー購買(株式会社Leaner Technologies)
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ

総務がDXツールをスムーズに導入するための5ステップ

「どのツールが良いか」から選び始めると、導入後に現場で使われずに終わるケースが少なくありません。総務のDXは、ツール選びの前後にある準備と定着のプロセスが成否を分けます。ここでは、総務担当者が押さえておきたい導入の進め方を5ステップで整理しました。

ステップ1:現状業務の棚卸しと時間計測

最初に取り組むのは、自分たちが何にどれだけの時間を使っているかの計測です。1〜2週間、主要な業務を記録し、件数・所要時間・発生頻度・対応者を一覧にします。

数字にすることで、「なんとなく忙しい」が「どの業務に週何時間かかっている」へと変わり、改善対象を選ぶ判断材料になります。

ステップ2:自動化・効率化候補の仕分け

棚卸しで出てきた業務を、自動化しやすいもの・外注に向くもの・人が担うべきものに仕分けます。判断軸は「手順が決まっているか」「判断が必要か」「社外とのやり取りがあるか」の3つです。

手順が決まっていて判断が少ない業務ほどツール化の効果が出やすく、最初の着手対象に向いています。

ステップ3:解決したい課題の言語化と要件整理

ツールを選ぶ前に「何をどの程度改善したいか」を数字で書き出します。たとえば「月10時間かかっている稟議承認を月3時間まで縮める」のように、達成水準をセットにすると比較がブレません。

要件には、機能要件(欲しい機能)だけでなく、運用要件(誰が・いつ使うか)やセキュリティ要件(社内規程への適合)も必ず含めます。

ステップ4:複数ツールの比較と無料トライアルでの検証

要件を満たすツールを3〜5件リストアップし、資料・デモ・無料トライアルで比較します。見るべきは機能の有無だけでなく、画面のわかりやすさ・サポート体制・既存システムとの連携可否です。

トライアルは「触った感想」で終わらせず、実業務に組み込んで時間削減効果を計測します。導入前後の数字を比べることで、社内稟議の説得材料にもなります。

ステップ5:本格導入と社内定着のフォロー

契約・初期設定を終えたら、運用ルールとマニュアルを整備し、関係者への説明会を行います。「使い方が分からない」を放置すると、便利なツールほど一部の詳しい人に属人化してしまいます。

導入後1〜3か月は利用状況を定点観測し、使われていない機能があれば原因を特定して改善します。運用が安定したら、次の自動化候補へと対象を広げていくとDXの効果が積み上がっていきます。

総務の仕事の将来・DX化に関するよくある質問

Q. 総務の仕事はいつごろなくなるのですか?

なくなる見通しはありません。定型業務の一部がツールや自動化に移行する一方で、コンプライアンス対応・組織運営・従業員体験の設計など、人の判断が必要な業務は増えています。

変わるのは「仕事のなくなり方」ではなく「仕事の中身」です。ルーティン処理から解放された分、より高度な業務に集中できる環境が整いつつあります。

Q. AIツールを導入すれば、総務の人数を減らせますか?

ツール導入によって定型業務の処理時間は減らせますが、削減時間が直接人員削減につながるとは限りません。

空いた時間を戦略的な業務(法令対応・従業員体験・コスト最適化など)に充てれば、チームの価値を高める方向に使えます。中長期的には、人員を減らすよりも組織への貢献度を上げるほうがプラスになるケースが多いです。

Q. 総務担当者がDXツールを選ぶ際に最初に確認すべきことは何ですか?

まず「どの業務をどのくらい削減したいか」を具体的に言語化することです。課題が曖昧なままツールを選ぶと、導入後に使われなくなるリスクがあります。

自社の業務フローを洗い出し、以下の3つの観点から優先度をつけるとツール選びの軸が定まります。

  • 時間がかかっている業務
  • ミスが多い業務
  • 属人化している業務

まとめ

総務の仕事が「完全になくなる」可能性は低く、変わるのは業務の中身です。AIやSaaSが定型業務を担う分、総務担当者には「判断・調整・設計」という人間ならではの業務に集中できる環境が整いつつあります。

不安を感じている方こそ、今のうちにツールを使いこなす側に回るのがおすすめです。「戦略総務」として組織に貢献できるポジションを確立しておけば、役割の変化を前向きに活かせます。

気になるサービスがあれば、まずは資料請求や無料トライアルで操作感を確認してみてください。

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BackOfficeDB編集部
こんにちは。BackOfficeDB編集部です。 私たちは、管理部門に関する情報発信を専門にしています。 業務効率化や、各職種のキャリアプラン、スキルアップなど、管理部門の様々なお悩みにお答えします。