関連サービス
コンプライアンス意識の高まりや事業のグローバル化に伴い、企業法務の重要性は年々高まっています。それにより法務の転職市場も盛り上がりをみせ、転職を考えている方も多いのではないでしょうか。
近年はさまざまな転職方法がありますが、法務の転職に強い転職エージェントを活用すると効率的に求人を探せるため、無駄のない転職活動が可能です。
エージェント名 | 特徴 |
---|---|
BEET-AGENT |
法務部の働き方や企業のニーズを熟知している転職アドバイザーが在籍する、法務特化の転職エージェント |
NO-LIMIT |
法務のハイクラス転職を専門とする転職エージェント。年収アップやキャリアアップにが叶う。 |
MS Agent |
事業会社の法務をはじめとする管理部門に特化した転職エージェント。 |
本記事では、法務の転職に強い転職エージェントをおすすめ順に19社紹介します。
転職エージェントごとの特徴を解説するとともに、法務の転職事情や転職で有利になるポイント、キャリアプランのヒントまでお伝えします。
法務の転職に強い代表的なおすすめ転職エージェント19社を、以下の表にまとめました。
エージェント名 | 特徴 |
---|---|
BEET-AGENT | 法務職種に特化した転職エージェント。法務の働き方や市況を熟知したプロのアドバイザーが、キャリア相談から内定後の条件交渉まで対応。 |
NO-LIMIT | 法務や企業内弁護士の転職を専門とする転職エージェント。年収アップやキャリアアップにつながるハイクラス転職が叶う。 |
MS Agent | 法務などの管理部門や、弁護士・公認会計士・税理士といった士業の転職に特化。 |
法務求人.jp | 法務・パラリーガル・弁理士・知的財産の転職に特化。 |
SYNCA | 法務のほか、経理・人事・総務など管理部門の転職に特化。 |
弁護士ドットコムキャリア | 弁護士・法務の広いネットワークをもつ。有資格者におすすめ。 |
リーガルジョブボード | 弁護士・司法書士・弁理士・土地家屋調査士・測量士・法務など、士業専門。 |
SAMURAI | 士業専門。法務ハイクラス層の転職に特化。 |
ミドルの転職 | 30代・40代の法務人材に特化したハイクラス転職を支援。 |
JAC Recruitment | 大企業の法務求人が豊富。日本全国の地場企業ともつながりが深い。 |
ランスタッド | 法務のグローバル転職を支援する、外資系転職エージェント。 |
AMBI | 法務・コンプライアンスなど、若手ハイキャリア向けのスカウトサービス。 |
ビズリーチ | 法務の即戦力人材に特化した、国内最大級のスカウトサービス。 |
リクルートダイレクトスカウト | 法務のハイクラス・エグゼクティブ層を対象としたスカウトサービス。 |
dodaX | 法務のスカウトが届き、直接応募もできる多機能型。 |
パソナキャリア | 年収アップ率60%をうたう、法務のハイクラス層向け転職エージェント。 |
リクルートエージェント | 人材大手リクルートが運営する、法務求人もサポートも充実したエージェント。 |
doda | 大手の優良企業も抱えつつ、法務未経験向け求人も保有。 |
マイナビエージェント | 20代・第二新卒など、法務の若手人材におすすめの転職エージェント。 |
各転職エージェントについて、詳しく解説していきます。
BEET-AGENT(ビート)は、法務職種に特化した転職エージェントです。
法務の働き方や市況を熟知したプロのアドバイザーが転職をサポートしてくれます。
上場企業のマネージャー候補やIPO準備中企業の法務立ち上げメンバーなど、魅力的な非公開法務求人を紹介してくれます。
BEET-AGENTを利用するメリットは、以下の3点です。
法務の求人は市場にあまり出回らず、なかでも経験者・ハイクラス層の法務求人は慎重に採用をおこなうためBEETのような特化型エージェントが保有しています。
転職活動を効率化しつつ、確実に内定を掴みたい人におすすめの転職エージェントです。
IT企業 法務部門内定|28歳 女性
転職先をご紹介いただいた時から入社に至ったいまでもずっと、素敵な企業だなと思う印象は変わらずです!BEET-AGENTで紹介してもらえてよかったです。
担当アドバイザーの方は、私の内定が決まったとき、泣いて喜んでくれました。対面でお会いした日のことを、今でも鮮明に覚えています。
転職先にも担当の方にも、出会えてよかったと心から思っています。
引用元:【転職体験談】BEET-AGENTを利用された方の声・口コミ
公式サイト:https://beet-agent.com/
NO-LIMIT(ノーリミット)は、弁護士・法務人材の転職支援を専門におこなっています。企業内弁護士(インハウスローヤー)の求人が豊富です。
弁護士の転職支援から派生しているため、より知識と経験が求められる法務ポジションへの転職や、法律事務所への転職も検討している方におすすめです。
事務所勤務の弁護士がインハウスを目指す場合のノウハウも豊富です。法律事務所の独立・開業・集客支援の経験もあるコンサルタントが在籍しており、弁護士としてのキャリア設計をサポートしてもらえます。
NO-LIMITを利用するメリットは、以下のとおりです。
ハイクラス転職を目指す法務人材、インハウスを目指す弁護士の方に特におすすめの転職エージェントです。
とても親身に話を聞いてくださり、またキャリアマッチする事務所に絞ってご紹介いただいたこと、面接対策や推薦状作成なども熱心に行っていただいたこと、レスポンスが非常に速いことなどが素晴らしかったです。とても良い転職活動ができました。ありがとうございました。
他社のように当てはまり得る求人を数多く紹介するのではなく、真にニーズに合致し得る求人を的確にご紹介頂けたことが本当に有難かったです。選択肢が多いと何を基準に転職先を選ぶべきかよく分からなくなりがちかと思いますが、NO-LIMIT(ノーリミット)さんについてはその疑念が一切ありませんでした。担当のアドバイザーの方には今でも本当に感謝しておりますし、今後も転職で悩む友人がいればつなげていきたいなと考えております。
公式サイト:https://no-limit.careers/
MS Agentは、法務などの管理部門や、弁護士・公認会計士・税理士といった士業の転職支援を得意とする転職エージェントです。
業界・職種特化型転職エージェントの先駆けで、特化型として30年以上転職支援をおこなってきた実績があります。難易度が高い法務の転職でも、安心して任せられるエージェントです。
経理・財務・人事の求人数と比較すると法務求人は少なめですが、管理部門としての求人数は業界最大級を誇ります。士業の転職支援もおこなっているため、資格保有者であればよりおすすめのエージェントです。
転職エージェントごとに保有している非公開求人が異なるため、複数登録するうちのひとつとして利用を検討してみましょう。
公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/
法務求人.jpは、法務・パラリーガル・弁理士・知的財産の転職に特化している求人サイトです。
転職エージェントサービスを提供しており、求人サイト上から簡単に登録できます。
弁護士の資格をもつ法務人材には「弁護士転職.jp」、法務と総務を兼任している方には「総務求人.jp」という専用の転職・求人情報サイトを運営しているため、チェックしてみてください。
公式サイト:https://www.houmukyujin.jp/
SYNCAは、法務のほか、経理・人事・総務など管理部門の転職を得意としている転職サイトです。
会員登録すると、職種やスキルをもとにマッチする求人を検索・応募できます。企業からのスカウトを受け取ることもできるので、転職活動を効率化できます。
自分の経験やスキルでどんな求人に応募できるのか、どんなスカウトをもらえるのか、市場価値を知りたい場合にもおすすめです。
公式サイト:https://candidate.synca.net/
弁護士ドットコムキャリアは、「弁護士ドットコム」で開拓した弁護士・法務業界のネットワークを活かした転職エージェントサービスです。
弁護士業界のつながりの広さは、日本最大級といえます。その強みを生かして、法律事務所や企業の内情など、公開求人には載っていないリアルな情報を提供してもらえます。
公式サイト:https://career.bengo4.com/
リーガルジョブボードは弁護士・司法書士・弁理士・土地家屋調査士・測量士・法務など、士業を専門としている求人サイトです。
専門分野に特化した転職エージェントによる無料のサポートを受けられるので、不明点や悩みごともすぐに解消できます。
また求職者と採用担当者が直接メッセージをやり取りできる、ダイレクトリクルーティングシステムも搭載しています。自分にとってぴったりの求人を見つけることが可能です。
公式サイト:https://legal-job-board.com/
SAMURAIは、士業特化の求人・転職サイトです。
無料登録すると、SAMURAIと提携している弁護士・法務専門のエージェントにオンライン相談ができます。
ハイクラスの有資格者向けサービスのため、エージェントの質が高いことが魅力です。弁護士資格を持っている場合は、さっそく登録して無料相談に進んでみましょう。
公式サイト:https://www.samuraijob.com/
ミドルの転職は、30代・40代のミドル世代を対象とした転職支援サービスです。人材サービスを広く展開するエン・ジャパンが運営しているため、法務の求人も豊富です。
エージェントサービスとスカウトサービスの両方を利用できるため、効率よく転職活動を進められます。
サービス利用者が限定されているため、紹介される求人のマッチ度が高いと評判です。
公式サイト:https://mid-tenshoku.com/
JAC Recruitmentは、ミドルクラス・ハイクラス人材向けの転職エージェントです。
日系大手・外資系企業・メガベンチャーなど、大企業の法務求人を多数保有しています。JAC自身も東証プライム上場企業のため、安心して利用できます。
転職エージェントとしては珍しく、国内に12拠点を展開しています。地域に根差した企業との取引も多く、出身地へのUターンや地方移住を検討している方にもおすすめです。
公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
ランスタッドは、オランダに本拠地がある世界でもトップクラスの転職エージェントです。外資系である強みを生かし、法務のグローバル転職を支援してくれます。
海外転職専門のように思われますが、日系大手企業から地方有名企業の求人までカバーしています。
公式サイト:https://www.randstad.co.jp/tenshoku/
AMBI(アンビ)は、法務のなかでも若手ハイキャリアを対象としたスカウト転職サービスです。
会員登録すると、将来有望な若手の採用を希望する企業からスカウトが届きます。また、直接応募可能な求人にチェックを入れると「合格可能性」が届きます。
若いうちからキャリアの可能性を広げたい、自分の立ち位置を確かめたい方におすすめです。
公式サイト:https://en-ambi.com/
テレビや電車でCMをよく目にするビズリーチは、国内最大級のスカウトサービスに成長しています。
法務の即戦力人材の転職を専門に扱っています。その分、企業やヘッドハンターから届くスカウトが高待遇のため、効率良くハイクラス転職が実現できます。
経営幹部・管理職などプロフェッショナル人材向けの高年収求人のスカウトが届くため、理想的なキャリアアップの実現が可能です。
公式サイト:https://www.bizreach.jp/
リクルートダイレクトスカウトでは、法務のハイクラス・エグゼクティブ層向けの転職サービスを提供しています。
高年収の法務求人を多数取り扱っており、会員登録を済ませれば非公開求人も閲覧できます。
さらにレジュメの登録を完了すると、経歴やスキルにマッチする求人情報を持つヘッドハンターや企業からのスカウトメッセージを受け取ることが可能です。
公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp/
dodaXは、法務のスカウトが届き、直接応募もできる多機能型サービスです。
法務のなかでも部長・課長などの管理職やスペシャリスト、経営層・幹部候補をメインに転職支援をおこなっています。
有料の「キャリアコーチング」を利用すると、転職エージェントのサポートが受けられます。
公式サイト:https://doda-x.jp/
パソナキャリアは、大手人材派遣会社パソナが運営している転職エージェントです。
豊富な求人・転職情報を無料で提供しており、キャリアアップや自己実現がサポートされます。
求職者担当と企業担当の連携によって、転職希望者と募集元企業の双方にとってメリットのある転職が実現できます。
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
リクルートエージェントは、人材大手リクルートが運営する転職エージェントです。法務求人数もサポートの幅も充実しています。
キャリアアドバイザーが転職に関する相談にのってくれるだけでなく、非公開求人を含めた求人の紹介や企業への応募、面接の日程調整など一貫してサポートしてくれます。
在職中でなかなか時間が取れないと困っている方でも、リクルートエージェントであればスムーズに転職が進むでしょう。
公式サイト:https://www.r-agent.com/
dodaにも転職エージェントサービスがあります。転職のプロが、キャリア相談から転職ノウハウの提供まで幅広いサポートをしてくれます。
転職エージェントは経験者向けが多めですが、dodaの場合はスペシャリストから未経験者まで対応しています。
求人数も10万件以上と豊富なため、さまざまな可能性を模索できます。
公式サイト:https://doda.jp/
マイナビエージェントは、顧客満足度1位を獲得したことがあるマイナビの転職エージェントサービスです。
新卒の就職支援で有名なマイナビが運営しているため、20代・第二新卒など法務の若手人材に特におすすめです。
キャリアが浅いからこそ気を付けなければならない転職のポイントや、魅力訴求の方法を伝授してもらえます。
公式サイト:https://mynavi-agent.jp/
エージェント名 | 特徴 |
---|---|
BEET | 法務など、管理部門・バックオフィス職種に特化した転職エージェント。法務の働き方や市況を熟知したプロのアドバイザーが、キャリア相談から内定後の条件交渉まで対応。 |
NO-LIMIT | 法務や企業内弁護士の転職を専門とする転職エージェント。年収アップやキャリアアップにつながるハイクラス転職が叶う。 |
MS Agent | 法務などの管理部門や、弁護士・公認会計士・税理士といった士業の転職に特化。 |
法務求人.jp | 法務・パラリーガル・弁理士・知的財産の転職に特化。 |
SYNCA | 法務のほか、経理・人事・総務など管理部門の転職に特化。 |
弁護士ドットコムキャリア | 弁護士・法務の広いネットワークをもつ。有資格者におすすめ。 |
リーガルジョブボード | 弁護士・司法書士・弁理士・土地家屋調査士・測量士・法務など、士業専門。 |
SAMURAI | 士業専門。法務ハイクラス層の転職に特化。 |
ミドルの転職 | 30代・40代の法務人材に特化したハイクラス転職を支援。 |
JAC Recruitment | 大企業の法務求人が豊富。日本全国の地場企業ともつながりが深い。 |
ランスタッド | 法務のグローバル転職を支援する、外資系転職エージェント。 |
AMBI | 法務・コンプライアンスなど、若手ハイキャリア向けのスカウトサービス。 |
ビズリーチ | 法務の即戦力人材に特化した、国内最大級のスカウトサービス。 |
リクルートダイレクトスカウト | 法務のハイクラス・エグゼクティブ層を対象としたスカウトサービス。 |
dodaX | 法務のスカウトが届き、直接応募もできる多機能型。 |
パソナキャリア | 年収アップ率60%をうたう、法務のハイクラス層向け転職エージェント。 |
リクルートエージェント | 人材大手リクルートが運営する、法務求人もサポートも充実したエージェント。 |
doda | 大手の優良企業も抱えつつ、法務未経験向け求人も保有。 |
マイナビエージェント | 20代・第二新卒など、法務の若手人材におすすめの転職エージェント。 |
法務の転職に強い転職エージェントを利用するメリットは、次の3つです。
最新の法務業界情報の把握や市場に出回っていない法務の非公開求人を多数保有していたりと、法務関連のネットワークが広いため、自分一人で転職活動をするよりも詳しい情報を元にして転職活動に取り組めます。
また、魅力的な求人に出会うきっかけともなります。
法務の転職支援に特化しているからこそ、求職者のニーズをしっかりと理解し、希望にあった最適な法務求人を紹介してもらえます。
また、現段階の実力では難しい希望条件についてはハッキリと伝えてくれるため、入社後に実務に追いつけなく苦労することも少ないです。
さまざまなケースの法務の転職に対応しているうえに、多くの転職成功事例を有しているため、書類添削や面接対策のクオリティが高いです。その分、選考通過率が高くなり、内定獲得率も高まります。
初めて転職活動に挑戦してみる場合、法務の転職ではどのように進めていくことで内定獲得に繋がるのかを一からサポートしてくれる転職エージェントのほうが安心してサポートを任せられます。
法務に特化した転職のエージェントのなかでも、さまざまなタイプがあります。
自分に合うタイプの転職エージェントを選ぶために重要な比較ポイントは、以下の5つです。
各比較ポイントについて、詳しく解説します。
転職エージェントに登録すると、求職者ひとりひとりに担当アドバイザーがつきます。このアドバイザーの業界知識が、転職活動のしやすさや転職の成功率に大きく影響を及ぼします。
企業法務のなかでも、契約法務やコンプライアンス、知的財産権など主な業務内容によって必要な知識やスキルが異なります。特に大企業では法務部内でも細かく分業化され、業務範囲が全く異なるケースも少なくありません。
業種や企業規模によって異なる法務の業務内容を適切に理解し、求職者の経歴と企業のニーズをマッチングできる能力が法務の転職アドバイザーに求められます。
また法務の採用においては基本的に経験者が求められており、応募書類の経歴・資格の書き方で合否が分かれます。厳密には同じ内容でも、表現や具体性によって他の候補者と差がついてしまうことがあります。
評価ポイントなど法務の転職事情に詳しいアドバイザーに応募書類を添削してもらうことで、書類選考の突破率が上がります。求人のマッチング精度に選考対策のサポート力が加われば、法務の転職において怖いものはないでしょう。
担当アドバイザーの業界知識を判断するためには、初回面談が重要な役割を果たします。アドバイザーと面談をする際に、以下のような話をしてみましょう。
担当アドバイザーの自己紹介やサービス説明も重要ですが、自分自身の紹介をしている最中にアドバイザーが「理解できているか」を注意深く見ましょう。相槌のタイミングや合間のコメントに不自然なところがないかを確認します。
また条件に合う求人が存在するか、自分と似た転職成功事例を持っているかどうかは、重要なポイントです。事例があることで自分の転職に活かすことができます。
初回面談の前に履歴書・職務経歴書を共有しておくと、面談当日に求人紹介や細かい転職のアドバイスを受けられます。スピード感をもって転職したい人は、情報共有を積極的におこないましょう。
中長期的目線のキャリア提案がもらえるかどうかもチェックしましょう。
転職エージェントによっては御用聞きで終わってしまい、市況や企業が求める要件に合致していない求人を紹介されることがあります。要件が合わない求人に応募した場合はだいたいは選考に落ちてしまいますし、転職が成功しても早期離職のリスクがあります。
提案力がない転職エージェントを選択してしまうと、転職活動にかけた時間と労力が無駄になる可能性があります。
特に、以下のような転職を検討している方にはキャリア提案ができる転職エージェントがおすすめです。
上記の転職は、求人数が少なかったり採用のハードルが高かったりと、いずれも転職難易度が高い転職パターンです。
ほかの求職者を差をつけるためには、目の前の転職に限らず「将来像」がはっきりしていることが大切です。将来像と、そこに至るまでの計画を立てます。
具体的な計画は、採用ハードルを下げる助けになります。未経験や現職以上のポジションを目指す場合でも、働き方や将来性をイメージさせることで転職成功率がアップします。
また自分の適性やレベルを見誤ったまま転職を進めると、不採用が続いたり転職後に後悔する結果になりかねません。
転職パターンや経歴・スキルに見合ったキャリアプランになっているかを判断し、的確にアドバイスをしてくれる転職エージェントを選びましょう。
まれに、高圧的な態度で自分の意見を押し通すアドバイザーがいます。本来希望する条件と異なる求人に応募させられたり、キャリアプランを全否定されることもあります。
ノウハウや実績があり提案力があるアドバイザーは非常に魅力的ですが、言われるがまま転職してしまうと危険です。
自分の要望が反映されていないと本当の意味で転職結果に納得できず、不満やストレスが残る可能性があります。
あくまでも求職者の希望を軸に、キャリアプランや求人を提案してくれる転職エージェントを選びましょう。
条件だけでなく考え方や性格まで理解しようと努力し、寄り添ってくれる転職エージェントであれば、悔いのない転職が実現できるでしょう。
転職エージェントの連絡に対する返信や面談・選考の日程調整、フィードバックなどの対応速度が遅いと、転職活動全体のスピードが遅くなってしまいます。
転職時期自体は急いでいなくても、対応が遅れたことで募集が終了してしまったり採用確度が下がってしまう可能性があります。自分自身に落ち度はないのに、不採用となってしまうこともあるでしょう。
会員登録から初回面談、求人提案までのスピード感で良し悪しを判断しましょう。
ただし求職者のレスポンス自体が遅い場合は、転職エージェントに「転職意欲が低い求職者」として判断されてしまいます。
自分の態度でサポートの優先度が下がってしまわないように、出来るだけ早く返信するようにしましょう。自己開示や質問を積極的におこなうと、より好印象です。
これまでにお伝えした4つのポイントは、どれも「担当アドバイザー」によって評価が分かれる項目です。転職エージェント全体の質は良くても、担当者との相性が良くないケースがあります。
その場合は、遠慮なく「担当変更」を申し出ましょう。理不尽な変更理由ではない限り、担当変更をしたことで不遇されることはありません。
法務の転職において、求人数が多いだけのサービスは利用メリットがありません。「自分に合う法務求人」があるかどうかが重要です。
そもそも法務の求人は他職種より少ないため、すべての条件が合致する求人は希少な存在です。大型の求人サイトで見つけることは非常に困難です。
転職エージェントの場合、公式サイト上で公開している求人以外に非公開求人を保有しています。そのエージェントだけが扱っている独占求人も存在します。この求人は会員登録するまで閲覧することができません。
求人の条件や経歴に合うエージェントにいくつか登録し、まずは求人紹介まで進んでみましょう。紹介してもらった求人のマッチ度によって、継続利用するエージェントを絞りましょう。
繰り返しますが、全体の求人数は重要ではありません。紹介求人の数が1つだけだったとしても、自分にピッタリの求人であれば応募しましょう。他では出会えない求人かもしれません。
エージェント名 | 特徴 |
---|---|
BEET-AGENT | 法務など、管理部門・バックオフィス職種に特化した転職エージェント。法務の働き方や市況を熟知したプロのアドバイザーが、キャリア相談から内定後の条件交渉まで対応。 |
NO-LIMIT | 法務や企業内弁護士の転職を専門とする転職エージェント。年収アップやキャリアアップにつながるハイクラス転職が叶う。 |
MS Agent | 法務などの管理部門や、弁護士・公認会計士・税理士といった士業の転職に特化。 |
法務求人.jp | 法務・パラリーガル・弁理士・知的財産の転職に特化。 |
SYNCA | 法務のほか、経理・人事・総務など管理部門の転職に特化。 |
弁護士ドットコムキャリア | 弁護士・法務の広いネットワークをもつ。有資格者におすすめ。 |
リーガルジョブボード | 弁護士・司法書士・弁理士・土地家屋調査士・測量士・法務など、士業専門。 |
SAMURAI | 士業専門。法務ハイクラス層の転職に特化。 |
法務の転職は、経験の有無で難易度や準備すべきことが変わります。
法務の経験者・未経験者別に転職事情を解説します。
他職種であっても経験者のほうが転職において有利ですが、法務の場合はより経験重視の傾向が強いです。
法務は必要な知識の幅が広く、実務経験を積まなければ習得が難しいため、経験者であれば教育コストや時間を押さえられると判断されます。
加えて、企業が求める分野の法務経験が必要です。法務の経験年数が長かったり、難易度が高い分野を習得していても、企業が求める知識やスキルと差異があれば不採用となります。
法務経験者であっても油断せず、募集要件をよくチェックしましょう。
転職エージェントを利用している場合は、企業の内情を調査してもらうことができます。求人だけでは判断できない分業範囲の違いや性格的な相性も確認しておきましょう。
法務未経験の場合、経験者と比較すると転職では不利になってしまうことが多いでしょう。そもそも未経験でも応募できる求人は数が限られます。
未経験で法務に転職する場合、大切なのは優先順位をつけることです。法務に転職することを最優先とする場合、何かを諦めなければならないでしょう。
たとえば現職より企業規模を落としたり、年収を下げたりする決断が必要です。
また、なぜ法務に転職したいのか理由を明確にしておきましょう。転職の軸を立てることでキャリアプランが決まり、志望理由に厚みが出ます。
可能であれば、法務に関する勉強や資格取得をしておくとプラス評価になります。法務で役立つ資格やスキルを他記事で紹介しているため、ぜひ読んでみてください。
実際に転職エージェントに相談する前には、どういった準備が必要でしょうか。スムーズに転職活動を進めるためにも、取り組んでおきたい内容についてまとめました。
自身の経験や保有しているスキルなど、転職において強みとなる以下の要素を洗い出してみてください。
自身の市場価値の要素
|
ポイント
|
---|---|
経験
|
これまでのキャリアで積んだ経験についてまとめておきましょう。職務経歴書にまとめられると◎
|
スキル
|
業務系のスキルだけでなく、コミュニケーション能力やマネジメント能力も重視されます。アドバイザーとの面談で、面接適正を見られます。
|
専門性
|
法務の得意分野や取得している資格をまとめます。
|
実績
|
会社に貢献できた具体例を説明できるようにしましょう。
|
再現性
|
会社や環境が変わっても活躍する可能性が感じられる再現性が必要とされます。
|
法務の転職における疑問点や相談内容を整理しておくことも大切です。カテゴリーごとに代表的な疑問点や相談内容をまとめてみました。
カテゴリー
|
代表的な疑問点や相談内容
|
---|---|
仕事内容
|
・経験を生かせるか
・資格を生かせるか
|
収入
|
・年収はいくらか
・インセンティブ制度はあるのか
|
働き方
|
・フレックス勤務は可能か
・転勤はあるか
|
ワークライフバランス
|
・残業はどの程度か
・休暇は取得しやすいか
|
福利厚生
|
・社宅・家賃補助はあるか
・退職金制度はあるか
|
昇給や異動
|
・評価制度は明文化されているか
・異動希望の制度はあるか
|
会社組織
|
・社風はどのようであるか
・社員の定着率は高いか
|
法務の転職をする目的を整理しましょう。
例えば、以下の例のように仕事で大切にしたいことや実現したいことなどをまとめてみてください。
いくつかの項目が明確になったら、優先順位をつけてみましょう。仕事選びにおいて欠かせないポイントがはっきりするはずです。
エージェント名 | 特徴 |
---|---|
BEET-AGENT | 法務など、管理部門・バックオフィス職種に特化した転職エージェント。法務の働き方や市況を熟知したプロのアドバイザーが、キャリア相談から内定後の条件交渉まで対応。 |
NO-LIMIT | 法務や企業内弁護士の転職を専門とする転職エージェント。年収アップやキャリアアップにつながるハイクラス転職が叶う。 |
MS Agent | 法務などの管理部門や、弁護士・公認会計士・税理士といった士業の転職に特化。 |
法務求人.jp | 法務・パラリーガル・弁理士・知的財産の転職に特化。 |
SYNCA | 法務のほか、経理・人事・総務など管理部門の転職に特化。 |
弁護士ドットコムキャリア | 弁護士・法務の広いネットワークをもつ。有資格者におすすめ。 |
リーガルジョブボード | 弁護士・司法書士・弁理士・土地家屋調査士・測量士・法務など、士業専門。 |
SAMURAI | 士業専門。法務ハイクラス層の転職に特化。 |
法務の転職では、保有している経験やスキルが役立つ場面が多くあります。法務の転職で有利になる具体的な実務経験について見ていきましょう。
機関法務とは株主総会や取締役会の運営に関する仕事のことで、企業の内部が法的に適切に運営していくためのサポート業務を行います。
商事法務は自社の内部に向けた業務であり、仕事では会社法に関連する法知識を求められる場面が少なくありません。
例えば、株式の発行や分割、子会社設立の手続きなども仕事内容に含まれるため、商事法務の実務経験がある方は即戦力として活躍できる可能性が広がっています。
戦略法務とは法律の知識を経営戦略に利用する業務のことです。
戦略法務では、新規事業の立ち上げ・海外進出・企業買収・企業合併・事業譲渡など法的なサポートを行うため、高度な専門知識が求められます。
戦略法務の実務経験がある方は、幅広い企業のニーズに応えることが可能です。
コンプライアンスガバナンスとは法令や企業倫理、企業規則を遵守するための取り組みを指します。
次に、コーポレートガバナンスとは企業における不正行為を未然に防止して、公正な運営を行うことです。
どちらも多くの企業にとって必要性が高まっている業務であり、実務経験のある人材を募集しているケースも目立ちます。
現代の法務に求められる役割ですが、大きく3つの側面に分類して考えられます。
適した人材としては法律的な知識をベースに持ちながら、高いコミュニケーション能力を発揮できる方が必要とされています。
例えば、自社の課題やリスクを把握して、法律を基準として考えながらも周囲に働きかけながら解決できる力が重要視されているのです。
法務職という仕事の将来性やキャリアステップには、どういった道が広がっているでしょうか。
そもそも法務職という仕事の将来性についてですが、コンプライアンスへの意識の高まりや働き手が不足している影響もあり、仕事としての需要は高い状態が続くと予想されます。
法務職のキャリアステップとしては、スペシャリストとジェネラリストの大きく2つの道が考えられます。以下の表にポイントを整理しました。
法務職のキャリアステップ
|
ポイント
|
---|---|
スペシャリスト
|
法務系の知識やスキルを極めた専門家です。
商事法務や戦略法務といった仕事に特化して、専門性を高めると同時に高度なスキルを習得する必要があります。 弁護士・弁理士・行政書士などの法律資格を取得してスペシャリストを目指す方も少なくありません。 |
ジェネラリスト
|
最高法務責任者やジェネラルカウンセルなどのマネジメント職や、企業の経営陣を目指すキャリアプランです。
法務を中心にビジネスにおける幅広い知識や経験を積んで、マネジメント経験や経営的センスを磨いていく必要があります。 |
法務の専門的な知識や経験、資格を生かして転職活動を成功させれば、多くのビジネスシーンで活躍することが可能です。
ただし、転職エージェントの選定で失敗してしまうと思わぬ回り道をしてしまうかもしれません。
転職に向けた入念な準備を進めるとともに、転職エージェントごとの特徴を見極めて自分にマッチするサービスを選ぶようにしましょう。
エージェント名 | 特徴 |
---|---|
BEET-AGENT | 法務など、管理部門・バックオフィス職種に特化した転職エージェント。法務の働き方や市況を熟知したプロのアドバイザーが、キャリア相談から内定後の条件交渉まで対応。 |
NO-LIMIT | 法務や企業内弁護士の転職を専門とする転職エージェント。年収アップやキャリアアップにつながるハイクラス転職が叶う。 |
MS Agent | 法務などの管理部門や、弁護士・公認会計士・税理士といった士業の転職に特化。 |
法務求人.jp | 法務・パラリーガル・弁理士・知的財産の転職に特化。 |
SYNCA | 法務のほか、経理・人事・総務など管理部門の転職に特化。 |
弁護士ドットコムキャリア | 弁護士・法務の広いネットワークをもつ。有資格者におすすめ。 |
リーガルジョブボード | 弁護士・司法書士・弁理士・土地家屋調査士・測量士・法務など、士業専門。 |
SAMURAI | 士業専門。法務ハイクラス層の転職に特化。 |
ミドルの転職 | 30代・40代の法務人材に特化したハイクラス転職を支援。 |
JAC Recruitment | 大企業の法務求人が豊富。日本全国の地場企業ともつながりが深い。 |
ランスタッド | 法務のグローバル転職を支援する、外資系転職エージェント。 |
AMBI | 法務・コンプライアンスなど、若手ハイキャリア向けのスカウトサービス。 |
ビズリーチ | 法務の即戦力人材に特化した、国内最大級のスカウトサービス。 |
リクルートダイレクトスカウト | 法務のハイクラス・エグゼクティブ層を対象としたスカウトサービス。 |
dodaX | 法務のスカウトが届き、直接応募もできる多機能型。 |
パソナキャリア | 年収アップ率60%をうたう、法務のハイクラス層向け転職エージェント。 |
リクルートエージェント | 人材大手リクルートが運営する、法務求人もサポートも充実したエージェント。 |
doda | 大手の優良企業も抱えつつ、法務未経験向け求人も保有。 |
マイナビエージェント | 20代・第二新卒など、法務の若手人材におすすめの転職エージェント。 |