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サバティカルとは?導入する効果や懸念点、従業員が取得するメリット

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サバティカルとは?導入する効果や懸念点、従業員が取得するメリット

サバティカルとは、仕事から一時的に離れて自分の興味や目標にそった別の活動に専念することです。サバティカル休暇ともいいます。

近年、人々の価値観やワークスタイルが変化する中で注目を集めている制度ですが、導入することで企業はどのようなメリットを得られるのでしょうか。また取得する側の従業員にはどんな効果をもたらすのでしょうか。

この記事ではサバティカルとは何かをテーマに、目的や条件、導入する効果や注意点などを解説します。制度を導入する際の流れや、従業員が取得する際の流れについても確認しましょう。

目次

サバティカルとは?

サバティカルの定義や目的、条件など基本的な点について解説します。

サバティカルの定義・特徴

サバティカルとは、一定以上勤務することなどを条件に、従業員が取得できる長期休暇のことです。

サバティカルという言葉は、安息日(サバス)に由来しており、仕事から離れて自分の時間を過ごすことを意味しています。

サバティカルを取得する従業員は自分の興味や関心にそって学習したり、ボランティア活動をしたり、旅行をしたりすることができます。

サバティカルは、通常の有給休暇や育児休暇などとは異なり、自己啓発や社会貢献などの目的で取得することが特徴です。

サバティカルの目的

サバティカルの目的は、従業員のモチベーションやパフォーマンスを高めることです。

長期間同じ仕事を続けていると仕事に飽きたり、ストレスが溜まったり、新しいアイデアが出なくなったりすることがあります。サバティカルを取得することで、従業員は仕事から解放されてリフレッシュすることができます。

また、新しい知識やスキルを身につけたり異なる環境や人々と触れ合ったりすることで、視野を広げ、創造力を刺激することができます。

サバティカルを経験した従業員は、仕事に対する情熱や意欲を取り戻すことや、新しい価値観や考え方を持ち込むことが期待されます。

取得期間や給与、社会保険などの条件

サバティカルの取得期間や給与、社会保険などの条件は企業によって異なります

一般的には、3ヶ月間から1年程度の期間で取得することが多いようです。給与に関しては全額支給される場合もあれば、無給になる場合もあります。社会保険は、保険料が企業負担で加入が継続される場合もあれば、従業員負担になる場合もあります。

サバティカルが注目されている背景

サバティカルが注目されるようになった背景には、人々の考え方や関心がこれまでと大きく変化したことがあります。

働き方の多様化や価値観の変化

近年は働き方の多様化が進んでおり、リモートワークやフリーランス、副業など自分に合った働き方を選ぶ人が増えています。

また、価値観も変化しています。終身雇用や年功序列といった従来の働き方に疑問を持ち、自分のキャリアやライフスタイルを自分でデザインしたいと考える人が増えました。

このような働き方の多様化や価値観の変化は、サバティカルという選択肢にも影響しています。サバティカルを取得すると一定期間仕事から離れて自分の好きなことに時間を費やすことができ、自分のキャリアや生き方を見つめ直すきっかけになります。

働き方や価値観が多様化する中で、サバティカルは自分の人生を豊かにするひとつの方法として注目されているのです。

メンタルヘルスやワークライフバランスへの関心の高まり

サバティカルはメンタルヘルスやワークライフバランスを改善するひとつの手段としても注目されています。

現代社会はストレスが多く、メンタルヘルスの問題が深刻化しています。過労やハラスメント、コロナ禍など、仕事や生活におけるさまざまな要因がメンタルヘルスに影響します。

メンタルヘルスの悪化は自分だけでなく家族や友人、職場や社会にも影響するため、メンタルヘルスを維持することが重要です。また、ワークライフバランスを保つことでストレスを減らし、幸せを感じることができます。

サバティカルでは一定期間仕事から離れて自分のやりたいことに没頭することで、心身をリフレッシュし、新たな気づきや発見を得ることができます。そのためメンタルヘルスの改善やワークライフバランスの向上が期待されています。

自己実現に対するニーズの高まり

人は誰でも、自分の能力や可能性を最大限に発揮し、自分らしく生きたいという自己実現の欲求があります。

自己実現は人生の目的や意味を見出すことにつながりますが、日々の仕事や生活に追われていると、自己実現に向かっているかどうかを見失ってしまうことがあります。

そんなとき、サバティカルが自己実現のための機会となり、自己実現に必要な自信やモチベーションを高めることができます。

企業がサバティカルを導入する4つのメリット

サバティカル制度を導入するべきか検討中の企業は、導入することのメリットについても把握しておきましょう。

従業員のスキルや知識が向上する

サバティカル休暇中に、従業員は自分の興味や関心にそって学びの機会を得ることや経験を積むことができます。

たとえば海外に行ったり専門分野の勉強をするために学校に通ったりすることで、スキルや知識の幅を広げ、新しい視点や発想を得ることにつながるでしょう。そのため企業は従業員を教育したり新しい人材を雇ったりすることなく、質の高いパフォーマンスや成果物を受け取れます

また従業員は休暇中にリフレッシュすることで、自分の目標や価値観を見直すこともあるでしょう。このことはサバティカルから復帰した従業員の仕事への取り組み方や能力にもプラスの影響を与えると考えられます。

従業員の満足度やモチベーションが上がる

サバティカル休暇制度を導入することは、従業員に対する企業の信頼や尊重を示すことにもなります。企業は、従業員が自分の人生を充実させるために必要な時間や機会を与えることで、従業員の幸福感や自己実現感を高めることができます。

一方、従業員は企業が自分の成長やキャリアに配慮してくれることを感じ取り、満足度やモチベーションが上がるでしょう。満足度やモチベーションが高い従業員は仕事に対して熱心で積極的に取り組むようになり、生産性や創造性が向上することに期待できます。

離職率が低下する

離職率を低下させる効果も期待できます。

サバティカルを取得した従業員は、企業が自分の夢や目標を応援してくれる存在であると感じ、企業に対する愛着や帰属意識が強まります。これにより、今の職場で長く働きたいと感じるようになり、離職を回避することが可能です。

人手不足が深刻化する中で既存の従業員に長く活躍してもらうことは企業にとって非常に大きな課題ですが、サバティカルを導入すれば従業員の定着につながります。

企業イメージが向上する

サバティカルは企業イメージの向上にも寄与します。

サバティカル制度は企業が従業員のワークライフバランスや自己実現を重視していることを示すものであり、社会的にも評価の対象になるものです。そのため企業イメージが向上し、利益率の向上や優秀な人材の確保といったメリットを享受できます。

サバティカル休暇中に従業員が行った活動や成果は、企業のブランディングや広報にも活用できます。

たとえば従業員が休暇中にボランティア活動をした場合、それを企業のCSR活動の一環として紹介することができます。また、従業員が専門分野の勉強をした場合、それを企業の技術力や知識力の証明としてアピールすることも可能です。

これらのことは、企業の社会的責任や競争力を高めることになるでしょう。

企業がサバティカルを導入する際の懸念点

上記のようにさまざまなメリットに期待できるサバティカルですが、懸念材料もあります。主に、業務の遅延や混乱離職のリスクが懸念されます。

サバティカルを取得する従業員がいる場合、ほかの従業員が休暇中の業務を代行する必要があります。しかし、代行する従業員が十分な研修や引き継ぎを受けられなかったなどの理由で、業務の質や効率が低下したりミスやトラブルが発生したりする可能性があります。

また、サバティカル休暇から復帰した従業員が、業務の変更や進捗について把握するのに時間がかかることも想定されます。

人材の流出や離職も懸念材料のひとつです。サバティカル中に従業員が自分のキャリアプランや将来の目標を見直した結果、企業への愛着心が増して定着する可能性がありますが、反対に現在の職場や仕事に不満や不適合感を抱くこともあります。サバティカル中にほかの仕事に興味をもつこともあるでしょう。

これらの要因により、サバティカル休暇から復帰しないか、復帰後に離職する可能性が生じます。

従業員がサバティカルを取得する4つのメリット

ここからは、従業員がサバティカル休暇を取得することのメリットを解説します。

仕事をしながら新しいスキルや知識を習得できる

社会人が新しいスキルや知識を習得するには、仕事以外の限られた時間で学ぶ必要があるため、残業が多い場合などには時間的に難しいことがあります。学びたい内容によっては勉強時間が足りないために、いったん仕事を辞めるという選択肢をとることもあるでしょう。

この点、サバティカルを取得すれば仕事を辞めることなく、自分の専門分野以外の分野にも挑戦できます。

たとえば語学やプログラミングなどのスキルを学んだり、自分の趣味に関するスキルを磨いたりといったことが可能です。これらの活動は自分の視野を広げることや、新しいアイデアやインスピレーションを得るのに役立ちます。

また、サバティカルから復帰した際にはこれらのスキルや知識を活かしてより効果的に、高いパフォーマンスを発揮して働くことができます。

自分のキャリアや人生を見直す機会になる

サバティカル中には、従業員は日常の忙しさから離れて自分のキャリアや人生についてじっくり考えることができます。自分が本当にやりたいことや目指したいことは何なのか、自分にとって大切なことは何なのかなど、自己分析を深めることが可能です。

自分の将来に対する目標や計画を立てたり、必要な行動を取ったりすることもできます。これらのことは仕事に対するモチベーションを高めるだけでなく、今後のキャリアの方向性を定めることにもつながるでしょう。

ストレスや疲労を癒やせる

サバティカルを取得することで仕事から解放されて、自分の好きなことや楽しいことに時間を費やすことができます。たとえば旅行や趣味などのレジャー活動をしたり、家族や友人と過ごしたりしてもよいのです。

これらの活動は心身の健康を保つだけでなく、ストレスや疲労を軽減したり、気分をリフレッシュしたりする効果があります。

創造性を高められる

サバティカル中に新しい環境に身を置くことや会ったことのない人たちに会うことで、新しい挑戦や自己発見につながります。このことは自身の思考力や想像力を刺激し、固定観念や常識を打ち破る効果が期待できます。

サバティカルを終えて仕事に戻ったときには、これらの経験から得た知識や感覚を応用して、より創造的なアウトプットを生み出すことも可能です。

従業員がサバティカルを取得する際の懸念点

従業員がサバティカルを取得すると上記のような多くのメリットを得られますが、一方で休暇中の生活費の問題や、モチベーションが低下するリスクがあります。

サバティカル中、従業員は企業に労働力を提供していないため、給与は減額されるかまったく支払われないことがあります。そのため、休暇中の生活費をどう捻出するかはよく考えておかなければなりません。

また、サバティカルを取得することで、仕事に対するモチベーションが低下するリスクも懸念されます。たとえば休暇中に自分のやりたいことを見つけたことで、今の仕事に興味を失ってしまうことがあります。

休暇中に仕事のスキルや知識が陳腐化したり、職場の状況や人間関係が変化したりすることで、復帰後に適応できずにモチベーションが下がってしまう可能性もあるでしょう。

企業がサバティカルを導入する際のポイント

サバティカルの導入効果を最大化するには、以下の4つのポイントに注意する必要があります。

休暇中の給与や社会保険など条件面を定める

サバティカルを取得する従業員の、休暇中の給与や社会保険などの待遇をどうするかを明確に定める必要があります。たとえば給与は全額支給するか支給しないか、社会保険は企業負担で継続させるか自己負担にするかといった点です。

これらの条件は従業員の休暇取得意欲や負担感に影響するため、事前に十分な検討と調整が必要です。

休暇後の復職に関するルールを定める

サバティカルから復職する際の職務や役割、評価や昇進の機会などを明確に定める必要があります。たとえば復職時に同じ部署やポジションに戻ることができるか、異動や配置転換がある場合はどうなるかなどです。

休暇中に獲得したスキルや知識を活かせるようにするに配慮するのか、休暇中に生じたスキルや知識のギャップを埋めるための研修やフォローアップを行うのかといったルール設定も必要となるでしょう。

復帰時のルールは従業員の復職への不安や復帰後の意欲に影響するため重要な項目です。

制度を周知させ、取得しやすい環境を整備する

制度を導入しただけでは従業員が積極的に取得するとは限らないため、制度の存在や内容を周知させ、取得しやすい環境を整備しましょう。たとえば制度のメリットやデメリットを説明するセミナーや相談窓口を設置する、取得した従業員の体験談を社内報で紹介するといった方法があります。

休暇中の業務代行や引き継ぎを円滑に行うためのマニュアルやチェックリストを作成することなども有効です。こうした活動によって従業員の休暇取得への抵抗感や後ろめたさを減らすことができます。

休暇中の待遇やトラブル対応について十分な説明をする

サバティカルを希望する従業員に対し、休暇中の給与や社会保険などの待遇について十分な説明をする必要があります。

給与の支払い方法やタイミング、社会保険の加入状況や手続き、税金や年金などへの影響も説明しましょう。従業員の休暇中の生活やライフプランにも関わる重要なことなので詳細に伝える必要があります。

また、休暇中に発生する可能性のあるトラブルや問題に対して、どのように対応するかも明確に伝えておきましょう。

従業員がサバティカルを取得するまでの流れ

サバティカルを取得したいと考えている方は、取得するまでの流れを把握しておきましょう。

サバティカル制度の有無や取得条件を確認する

まずは勤務先でサバティカル制度を導入しているかどうかを確認します。制度がある場合は、取得できる期間や条件、手続きなどを詳しく調べておきましょう。

勤続年数や休暇の目的、報告義務などが条件になっている場合があるため、詳細な確認が必要です。休暇中の給与や福利厚生、復帰後のポジションなどもチェックしましょう。

上司へ相談する

次に、直属の上司へ相談します。上司に相談することでサバティカルの承認を得るのはもちろんですが、休暇中や復帰後のトラブルを防ぐことにつながります。

相談する際は休暇の目的や内容を明確にしておき、休暇の期間やタイミングを提案しましょう。休暇中の連絡方法や緊急時の対応を決めておくことや、休暇後の復帰について話し合うことなども大切です。

休暇中の生活に関する準備を整える

サバティカルの取得が決まったら、休暇中の生活に関する準備を整えましょう。たとえば休暇中の資金計画を立てることや、通学やボランティアなどの活動計画を立てることです。

海外へ行く場合は保険やビザなどの手続きを済ませることも欠かせません。家族や友人などの周囲への連絡をすることも忘れないようにしましょう。

休暇中の業務を引き継ぐ

休暇中の業務を引き継ぐことも重要です。チームや会社に負担をかけないようにしましょう。

業務を引き継ぐ際は、引き継ぎ内容や方法を明確に伝えること、資料やファイルなどをしっかり整理して渡すことなどが大切です。

企業がサバティカル復帰後に注意すべきポイント

企業がサバティカルを導入する場合、休暇前や休暇中だけでなく復帰後の対応も必要になります。復帰後の従業員に対しては、以下のような働きかけが必要です。

復帰した従業員の適応状況を確認する

サバティカル中に従業員が得た学びや経験は、必ずしも現在の仕事に役立つとは限りません。また、サバティカル中に仕事の環境や要求が変化していることもあり得ます。

そのため、企業は復帰した従業員のスキルや知識が職場に適合しているかどうかを確認する必要があります。

具体的には、従業員に対してサバティカル中に行った経験や学習について報告させることや、サバティカル前と比較して仕事に関するスキルや知識にどのような変化があったかを自己評価させることなどが考えられます。

サバティカル中に業界や職種に関する変化があった場合には、従業員に必要な研修や教育を提供することも必要です。

従業員のモチベーションや目標を把握する

サバティカルを経て、従業員は仕事や働き方に対する考え方やキャリアプランが変わっている可能性があります。その場合、企業とのマッチング度やパフォーマンスに影響が出る可能性があるため、復帰時点での従業員のモチベーションや目標を把握することが必要です。

たとえばサバティカル後の仕事への期待や不安について質問したり、サバティカル後の仕事に対するモチベーションや目標を明確化させたりする方法があります。

必要であれば、仕事内容や条件を調整することも検討しましょう。

従業員のチームや組織への再適応を促進する

サバティカル中に従業員はチームや組織から離れているため、コミュニケーションなどの面で乖離が生じている可能性があります。また、サバティカル中にチームや組織に変化があった場合には、従業員はその変化に対応しなければなりません。

そのため企業は従業員のチームや組織への再適応を促進し、メンバーとの関係構築を支援することが大切です。

たとえばサバティカル中に起きたチームや組織の変化を伝えることや、メンバーとの交流や協力の機会を増やすことなどが挙げられます。

従業員がサバティカルから復帰する際のポイント

サバティカルを取得して復帰する従業員は、スムーズに仕事に戻るために以下の点を意識しましょう。

休暇中に得たスキルや知識を適切にアピールする

サバティカル中には勉強やボランティア活動など自分の成長につながることをした人は多いでしょう。そのような経験は復帰後の仕事にも役立つ可能性があります。

自分がどのように変わったか、どのような価値観やスキルを得たのかを上司や同僚に伝えることが大切です。

仕事のペースに早く慣れる

サバティカル中は自分の好きなように時間を使えるという自由さがありますが、復帰後は仕事のスケジュールや締め切りに従わなければなりません。

自分のペースで仕事をすることができる場合もあるでしょうが、チームワークやコミュニケーションも重要です。仕事のペースに早く慣れるように心がけましょう。

起床や就寝の時間などの生活スタイルを仕事に合わせて整えることも大切です。

仕事の意味や価値を振り返り、モチベーションを高める

サバティカルでは自分の興味や情熱に従って活動できるという楽しさがありますが、復帰後は仕事に対するモチベーションが低下することもあるでしょう。しかし、仕事に意味や価値を見出すことができれば、モチベーションを高めることができます。

自分の仕事がどのように社会や他人に貢献しているか、自分がどのような目標やビジョンを持っているかを振り返ってみましょう。

まとめ:双方にメリットがあるようにサバティカルを導入しよう

サバティカルは勤続年数などの条件を満たした従業員が取得できる休暇です。

新しいスキルや知識の習得、モチベーションの向上など、企業と従業員それぞれにメリットや効果があります。

一方で離職の懸念や注意点もあるため、事前の検討や確認が欠かせません

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こんにちは。BackOfficeDB編集部です。 私たちは、管理部門に関する情報発信を専門にしています。 業務効率化や、各職種のキャリアプラン、スキルアップなど、管理部門の様々なお悩みにお答えします。