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【2026年最新】経営企画の業務フロー6ステップ|効率化のポイントとおすすめSaaS8選

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【2026年最新】経営企画の業務フロー6ステップ|効率化のポイントとおすすめSaaS8選

経営企画の業務、特定のメンバーの頭の中だけで回っていませんか?市場分析から中期経営計画、予算編成、予実管理、IR対応まで担当範囲が広く、属人化や情報集約の遅れに悩む部門は少なくありません。

本記事では、経営企画の業務フローを6つのステップに分解し、整備するメリット・効率化のポイント・フロー全体を支援するSaaSを紹介します。

目次

経営企画の役割と業務範囲

経営企画は、経営層と現場をつなぎ、企業の中長期的な成長戦略を描き実行を支援する部門です。市場・競合の分析、経営戦略の立案、年度予算の編成、進捗モニタリング、ガバナンス対応、IR業務まで関わる領域は広く、財務・営業・人事など他部門との連携も欠かせません。

近年は経営判断のスピードが企業競争力を左右する時代に入り、経営企画にも「リアルタイムで数字を把握し、即座にシナリオを描く」役割が求められています。Excelと会議体だけで業務を回す従来型のやり方では限界が見えはじめており、業務フロー全体を見直す動きが広がっています。

経営企画の業務フロー6ステップ

経営企画の業務は、年度サイクルで見ると大きく6つのステップに分かれます。各ステップの目的と主なアウトプットを整理します。

ステップ1:市場・競合分析

最初のステップは、外部環境と自社のポジションを把握する分析業務です。市場規模・成長率・競合各社の動向・規制環境などをデータで押さえ、自社の強みと課題を明確にします。

主なアウトプットは外部環境分析レポート、競合ベンチマーク、SWOT資料などです。財務データに加え、業界レポートやアナリストレポート、現場部門からのヒアリングを統合する力が求められます。

ステップ2:中長期経営戦略の立案

分析結果をもとに、3〜5年先の経営戦略を描くステップです。事業ポートフォリオの方針、成長ドライバーの設定、投資領域の優先順位付け、撤退判断などを盛り込みます。

経営層と何度もディスカッションを重ね、ビジョン・KGI・主要KPIを決めていきます。中長期戦略で定めた指標が、以降の予算編成と予実管理の起点になります。

ステップ3:年度予算の編成

中期計画に基づき、単年度の予算を編成するステップです。経営企画が全社の方針と部門目標を提示し、各部門が部門予算を積み上げ、ボトムアップとトップダウンを擦り合わせます。

予算編成では、損益計算書だけでなくキャッシュ・フロー、設備投資計画、人員計画なども連動させる必要があります。Excelで部門ごとに作成した予算を1つのフォーマットに集約する作業に追われ、編成期間が長期化するケースは珍しくありません。

ステップ4:進捗モニタリングと予実管理

予算が決まったあとは、月次・四半期で実績を集計し、予算との差異を分析するステップに入ります。会計システムから実績を取得し、見込みと実績の差異要因を特定し、現場へフィードバックする一連の流れです。

差異が大きい項目については、要因分析と是正アクションの検討まで踏み込みます。経営会議の資料作成も同じサイクルで発生し、月次クローズ後の数日間に業務が集中しやすいフェーズです。

ステップ5:ガバナンス・リスク管理

事業環境の変化や法改正に応じて、内部統制やリスクマネジメントの見直しを行うステップです。J-SOX対応、サステナビリティ情報開示、人的資本開示など、経営企画が関わる領域は年々広がっています。

監査法人や法務・コーポレート部門と連携し、必要なドキュメントの整備や経営層への報告を進めます。緊急性は低いものの、後手に回ると企業価値の毀損につながりかねないため、計画的な実行が欠かせません。

ステップ6:IR・ステークホルダー対応

決算発表、投資家向けカンファレンス、株主総会など、対外コミュニケーションの企画と実行を担うステップです。決算短信、決算説明資料、統合報告書などのアウトプットを準備します。

社内の数字を分かりやすいストーリーに翻訳し、投資家の関心事に答える内容に仕上げます。経営企画と財務・広報・IR専任チームが密接に連携し、メッセージの一貫性を保つことが大切です。

業務フロー整備が経営企画にもたらす効果

業務フローを明文化し、ツールで支える体制に整えることで、経営企画には大きく3つの変化があらわれます。

経営判断のスピード向上

大きな効果は、経営判断に必要な数字がリアルタイムで揃うようになる点です。月次クローズの3週間後にようやく予実が見えていた状態から、確定前の見込み値で議論できる状態へと変わります。

判断材料が早く揃えば、市場の変化に対する対応も素早く打ち出せます。意思決定のサイクルが短くなる分、現場の動きも機敏になります。

属人化の解消と業務継承

業務フローが整備されると、特定のメンバーに集中していたノウハウが部門全体の財産に変わります。退職や異動が起きても、業務が止まりません。

フォーマットや集計ロジックがツールに組み込まれていれば、新任者でも数日で業務に入れます。経営企画のキャリア入社・若手育成のハードルも下がります。

経営層と現場の対話の質向上

数字を共通言語として持てるようになると、経営層と現場部門の対話の質が変わります。部門長が自部門の数字をリアルタイムで把握できるため、経営会議での議論も具体的になります。

「なぜズレたのか」「何を打つのか」という建設的な対話が増え、論点が噛み合わない議論に時間を取られる場面が減ります。

業務フローでつまずきやすい課題

経営企画のフロー整備は理想として描きやすい一方、実行段階で多くの企業がつまずきます。代表的な課題を3つ整理します。

Excelの限界とデータの分断

最初のつまずきは、Excelで業務を回し続けることによる限界です。部門別に分かれた予算ファイル、月次で更新される実績ファイル、シナリオ分析用のシミュレーションファイルなどが乱立し、整合性の確認だけで膨大な時間を奪われます。

ファイル名のバージョン管理、リンク切れ、計算式の手動修正など、本来の分析業務とは無関係な作業に追われやすい構造になっています。

部門ごとに異なる数字の定義

2つ目の課題は、同じKPIでも部門によって定義が違うという問題です。「売上」が出荷ベースなのか検収ベースなのか、「利益」が粗利なのか営業利益なのか、現場の慣習によって異なるまま放置されているケースが多くあります。

経営企画が集計する段階で初めて差異が発覚し、原因究明に時間を使う展開になりやすいです。データ定義の統一は、業務フロー整備とセットで進める必要があります。

集計・分析に時間を奪われ、戦略立案の時間が圧迫

3つ目は、本来注力すべき戦略立案の時間が確保できないという課題です。月次集計と経営会議資料の作成に大半の時間を取られ、外部環境の分析やシナリオ検討に十分な時間を割けない経営企画部門は珍しくありません。

戦略立案こそ経営企画の中核となる付加価値であるにもかかわらず、ルーティン業務に圧迫されている状態は本末転倒です。集計・レポーティング業務をツールに任せることで、戦略思考の時間を取り戻せます。

業務フローを効率化する5つのポイント

経営企画の業務フローを実効性のあるものに変えるには、5つのポイントを押さえると進めやすくなります。

ポイント1:業務フローの可視化と棚卸し

現状の業務フローを書き出して棚卸しすることが出発点です。誰が何を、いつ、どのインプットから始めて、どのアウトプットを出しているかを一枚にまとめます。

棚卸しによって、重複している作業や引き継ぎの抜け、属人化している箇所が見えてきます。可視化を飛ばしてツール導入に進むと、既存の非効率をそのままシステム化してしまうリスクがあります。

ポイント2:データ定義とKPIの統一

全社で使うデータ定義とKPIを揃える取り組みも欠かせません。売上・利益・受注の定義、部門コード、勘定科目の粒度などを経営企画が音頭を取って決めます。

定義が揃ってはじめて、システム上のデータが「経営判断に使える数字」になります。会計システムや基幹システムの設定変更を伴う場合は、情報システム部門との連携が必須です。

ポイント3:予実管理の専用システムへの集約

予実管理はExcelから専用システムへ移します。予算編成・実績集計・差異分析のサイクルをシステム化することで、月次クローズから経営会議資料完成までの所要日数を大幅に短縮できます。

シミュレーション機能や多軸分析機能のあるシステムを選べば、感度分析やシナリオ検討も同じ基盤で完結します。Excelの自由度は失う代わりに、信頼できる数字が常に手元にある状態が手に入ります。

ポイント4:会計・人事システムとのデータ連携設計

データ連携の設計も最初に決めておきます。経営管理システムを単体で導入しても、会計や人事のデータが手作業で取り込まれていては効果が半減します。

主要なシステムとAPI連携できるか、CSV連携の場合の更新頻度はどれくらいか、連携時のエラー処理はどうするかを事前に詰めておきます。連携設計を後回しにすると、運用開始後に毎月手作業が残るパターンに陥ります。

ポイント5:経営会議フォーマットの同時見直し

経営会議で使う資料フォーマットの見直しも同時に進めます。システムから出てくる数字を、経営層が読み取りやすい形に整える工夫が欠かせません。

「先月の数字」を報告するだけの会議から、「次に何をすべきか」を議論する会議に変えるためには、レポートの構成自体を変える必要があります。経営層へのインタビューを通じて、本当に見たい数字は何かを聞き出すところから始めます。

経営企画を支援するSaaS8選

経営企画の業務フロー全体を支える代表的なSaaSを8サービス紹介します。予実管理・経営管理・シナリオプランニングの領域から、ターゲット規模や特徴の異なる製品をピックアップしました。

サービス名 初期費用 月額料金 主な特徴
Loglass 経営管理 要問い合わせ 要問い合わせ 予実管理特化のクラウド経営管理。多軸分析と子会社管理に強い
DIGGLE 要問い合わせ 要問い合わせ リアルタイム予実分析でデータドリブンな意思決定を支援
ヨジツティクス 要問い合わせ 要問い合わせ カオナビ提供の予実管理クラウド。KPI管理と乖離アラート搭載
Manageboard 要問い合わせ 要問い合わせ 財務三表とKPIを一元管理。会計ソフトとのAPI連携が強み
Scale Cloud 要問い合わせ 10万円〜 PLとKPIを一元管理。事業部と管理部の共通基盤として機能
Finovo 要問い合わせ 要問い合わせ データ回収・加工・分析をノーコードで自動化する管理会計基盤
Anaplan 要問い合わせ 要問い合わせ AI駆動のシナリオプランニング。エンタープライズ向け統合計画
fusion_place 要問い合わせ 0円~ 多次元データ分析とExcel連携の両立。グループ経営管理に対応

1. Loglass 経営管理|上場企業の予実管理を変えるクラウド経営管理システム

Loglass 経営管理は、株式会社ログラスが提供する予実管理特化のクラウド経営管理システムです。大企業の経営企画部門をメインターゲットとし、複雑な事業構造を持つ大手企業での導入が広がっています。

予算策定、見込・実績の収集・統合、多軸分析、子会社・部門管理、レポーティングまでを一気通貫でカバーします。表計算ソフト運用で発生していた集計工数とミスを大幅に削減し、月次クローズから経営判断までの時間を短縮できる設計です。

Loglass 経営管理のおすすめポイント

  • 予算策定から見込・実績収集と多軸分析まで一気通貫でカバーする経営管理基盤
  • 連結子会社や複数部門にまたがる予実をリアルタイムに把握できる多軸分析の強さ
  • 上場企業の経営企画部門を中心とした導入実績で複雑な事業構造に応じた柔軟な設計
サービス名 Loglass 経営管理
初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ

2. DIGGLE|属人化したExcel業務をなくしリアルタイム予実分析を実現

DIGGLEは、DIGGLE株式会社が提供する予実管理クラウドです。リアルタイムに予実分析を行い、データドリブンな経営判断につなげることをコンセプトに掲げています。

予実データの集計・突合、差異分析、CSVやBIへのエクスポート、コメント機能まで揃い、経営会議で必要な情報を1つの画面で完結できます。属人的になりがちなExcel運用から脱却したい中堅・大企業の経営企画部門に適しています。

DIGGLEのおすすめポイント

  • 予実データの集計と差異分析をリアルタイムに完結する意思決定スピード重視の設計
  • スナップショット機能で過去時点の数字を遡って参照できる予算バージョン管理基盤
  • 中堅から大企業の経営企画部門に向いた多階層対応で複数事業の運用にも対応する設計
サービス名 DIGGLE
初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ

3. ヨジツティクス|カオナビが提供するKPI連動の予実管理クラウド

ヨジツティクスは、株式会社カオナビが提供する予実管理システムです。損益計算書の勘定科目に加え、KPIなどの非財務指標まで含めて一元管理できる設計が特徴になっています。

経営陣・経営企画・現場部門でリアルタイムに数字を共有し、早く正確な経営判断につなげる狙いです。経営計画からの乖離状況の可視化、KPI管理、複数階層での要因分析を行うマトリクス分析機能などが順次提供されています。

ヨジツティクスのおすすめポイント

  • 財務指標と非財務KPIを同じ画面で管理できる柔軟なデータ構造の予実管理基盤
  • 複数階層で要因分析を行うマトリクス分析機能を搭載した予実管理システム
  • 経営陣・経営企画・現場部門でリアルタイムに数字を共有できる経営可視化基盤
サービス名 ヨジツティクス
初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ

4. Manageboard|財務三表からKPIまで一元管理する経営管理クラウド

Manageboardは、マネーフォワードコンサルティング株式会社が提供する予実管理システムです。財務三表とKPIを同じ基盤で扱える点が訴求軸となっており、勘定科目から数字の理由を即座に追える設計が特徴です。

タグ分析、ビジネスモデル別レポート、業績予測シミュレーション、PLドリルダウンといった機能を備え、会計ソフトとのAPI連携で実績データの取り込みも自動化できます。中小・中堅から大企業まで規模を問わず、経営企画部門で扱いやすい構成です。

Manageboardのおすすめポイント

  • 財務三表とKPIを同じ画面で管理できる経営管理基盤で経営の見える化を支える設計
  • タグ分析やビジネスモデル別レポートで多角的に数字を把握できる柔軟な分析機能
  • 会計ソフトとのAPI連携で実績データを自動取り込みする月次クローズ工数削減基盤
サービス名 Manageboard
初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ

5. Scale Cloud|PLとKPIを一元化し予算達成率を高める経営管理プラットフォーム

Scale Cloudは、株式会社Scale Cloudが提供する経営管理プラットフォームです。事業部のKPIと管理部のPLを有機的に結びつけ、結果指標と先行指標を同じ基盤で管理できる仕組みが訴求軸となっています。

事業部と管理部が共通認識を持つOne Team Platformの位置づけで、KPIに基づく未来予測(フォーキャスト)にも対応します。KPI設計から運用・定着までの伴走支援体制も特徴で、ツールの導入だけで終わらせない仕組みになっています。

Scale Cloudのおすすめポイント

  • PLとKPIを一元化し予算達成までの先行指標を同じ画面で追える経営管理基盤
  • 事業部と管理部が共通言語で議論できるOne Team Platformとしての設計
  • フォーキャスト機能で結果数字に至る前の予測検討に対応する打ち手精度向上基盤
サービス名 Scale Cloud
初期費用 要問い合わせ
月額料金 10万円〜

6. Finovo|ノーコードでデータ収集と分析を自動化する管理会計プラットフォーム

Finovoは、株式会社Finovoが提供する管理会計プラットフォームです。散在する財務・非財務データの回収から加工、分析までをノーコードで自動化・高度化することが訴求軸となっています。

予実管理・業績管理・原価計算・連結管理会計・監査対応など、対応領域は多岐にわたります。さらに、公認会計士や経理財務など、経営企画の豊富な経験を持つプロフェッショナルが、システム構築から運用まで伴走する体制も特徴です。

Finovoのおすすめポイント

  • 散在する財務・非財務データの収集から加工分析までをノーコードで自動化する柔軟性
  • 業績管理・予実・原価計算・連結管理会計まで幅広く対応する管理会計プラットフォーム
  • 公認会計士などの専門家がシステム構築から運用まで支援する伴走型サポート体制
サービス名 Finovo
初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ

7. Anaplan|AIを活用したシナリオプランニングで全社計画を統合する基盤

Anaplanは、米Anaplan, Inc.が提供するエンタープライズ向け統合計画プラットフォームです。AIを活用したシナリオプランニング・分析・レポーティングを全社規模で展開できる設計が特徴になっています。財務・営業・サプライチェーン・人事といった多部門の計画を1つのプラットフォーム上で連携させる仕組みで、グローバル展開する大企業の経営企画部門に向いています。AIエージェント機能やCoModelerなど、計画業務の自動化にも踏み込んでいます。

Anaplanのおすすめポイント

  • 財務・営業・サプライチェーンを横断する全社計画の統合基盤として部門連携を強化
  • AI駆動のシナリオプランニングで複数の打ち手を同時に検証し意思決定をスピード化
  • グローバル展開する大企業の多通貨・多拠点運用に対応するエンタープライズ向け設計
サービス名 Anaplan
初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ

8. fusion_place|多次元データとExcel連携を両立する経営管理ソリューション

fusion_placeは、株式会社フュージョンズが提供するクラウド経営管理ワークプレイスです。多次元×詳細大量データの統合分析と、Excel資産の活用を両立させる設計が訴求軸になっています。

予実管理、予算編成、グループ経営管理、トランザクションベースドプランニング、ワークフローまで対応します。3ユーザーまで利用できるStandard版が0円で用意されており、機能を確かめながら本格導入を検討できる点も支持されています。

fusion_placeのおすすめポイント

  • 多次元データ分析と慣れ親しんだExcelレイアウトを両立する柔軟なUI設計が魅力
  • 予実管理・予算編成・グループ経営管理まで1つの基盤でカバーする網羅性が強み
  • 無償提供のStandard版で導入前に機能を検証できる導入ハードルの低さが利点
サービス名 fusion_place
初期費用 要問い合わせ
月額料金 0円~

規模・フェーズ別に見る経営企画SaaSの選び方

紹介した8サービスを、目的別に3つのタイプへ整理します。自社の優先課題と照らし合わせて、候補を絞り込む際の参考にしてください。

上場・大企業向けに予実管理を本格整備したいケース

複雑な事業構造や子会社管理まで含めて予実管理を本格運用したいフェーズでは、エンタープライズ規模の運用を前提とした以下3サービスが候補になります。

  • Loglass 経営管理:上場企業の経営企画部門を中心に導入が広がる予実管理基盤。多軸分析と子会社・部門管理に強み
  • Anaplan:世界のトップブランドに採用されるコネクテッドプランニング基盤。AIエージェントとシナリオプランニングで全社計画を統合
  • fusion_place:多次元×詳細大量データの統合分析とグループ経営管理を両立するクラウド経営管理ワークプレイス

中堅企業がExcelからステップアップしたいケース

属人的になりがちなExcel運用から脱却し、予実管理を仕組み化したいフェーズでは、UIや連携性に強みのある以下3サービスが候補になります。

  • DIGGLE:脱エクセルをコンセプトに、リアルタイム予実分析と差異分析を1画面で完結できる予実管理クラウド
  • ヨジツティクス:損益計算書の勘定科目に加え、KPIなどの非財務指標まで同じ画面で管理できる予実管理システム
  • Manageboard:会計ソフトとのAPI連携を強みに、財務三表からKPIまで一元管理できる予実管理システム

スタートアップから始められる管理会計基盤がほしいケース

立ち上げ期から管理会計の土台を整えたい、または小さく始めて段階的に広げたいフェーズでは、料金や導入のハードルを抑えやすい以下2サービスが候補になります。

  • Scale Cloud:月額10万円から導入できる経営管理プラットフォーム。PLとKPIを一元化して予算達成率を高める設計
  • Finovo:ノーコードで財務・非財務データの回収から加工・分析までを自動化する管理会計プラットフォーム

経営企画の業務フロー整備の進め方

ここまで紹介した整備のポイントを踏まえ、実際にSaaS導入プロジェクトを進める際の標準的な流れを4ステップで紹介します。

ステップ1:現状の業務フローと課題の棚卸し

現行の業務フローを書き出し、所要時間や担当者、ツールを整理します。属人化している作業、ボトルネック、データの分断箇所を洗い出すことが目的です。

ステップ2:あるべき業務フローと要件定義

棚卸し結果をもとに、あるべき業務フローを描きます。経営判断のスピード、データ定義の統一、自動化したい作業を要件として整理し、ツール選定の軸を決めます。

ステップ3:候補SaaSの比較とPoC

要件に合うSaaSを3〜4社に絞り、デモや無料トライアル、PoC(概念実証)で実際のデータを使って試します。自社の予算編成サイクルや会計システム連携が再現できるかを確認します。

ステップ4:本導入と運用ルールの定着

選定したSaaSを本導入し、運用ルールと役割分担を整えます。最初の1年は経営企画と現場部門で定期的に振り返り、フォーマットや集計ロジックを微調整しながら定着を進めます。

経営企画の業務フローに関するFAQ

経営企画の業務フローや支援SaaSの導入を検討する際によくある質問をまとめます。

Q1. 経営企画の業務フロー整備はどの規模から検討すべきですか?

明確な基準はありませんが、従業員数が300名を超え、複数部門の予実を経営企画が集約しているような企業から検討すると効果が見えやすいタイミングです。Excel運用で月次クローズに2週間以上かかっている場合や、子会社・関連会社の数字統合が課題になっている場合も、整備に踏み切るタイミングと言えます。

Q2. 経営管理SaaSの導入には何カ月くらいかかりますか?

一般的には3〜6カ月が目安です。要件定義に1〜2カ月、データ連携設計と初期構築に1〜2カ月、テスト・並行運用に1〜2カ月という配分が一般的です。グループ全体への展開や連結対応まで含める場合は1年程度を見込む必要があります。

Q3. 経営企画の業務フロー改革で経営層の協力を得るコツはありますか?

経営層が現状の数字をどれくらい遅延して受け取っているかを定量化し、判断スピードへの影響を伝えるのが有効です。月次クローズから経営会議までの所要日数、Excel運用での修正回数、属人化リスクの大きさなどを資料にまとめると、投資対効果のイメージを持ってもらいやすくなります。

まとめ

経営企画の業務フロー整備は、可視化・データ定義の統一・専用システムへの集約というステップを踏むことで、属人化と判断遅延の解消につながります。支援SaaSは自社の規模感・既存システム・予算編成プロセスに合わせて選び分けることが大切です。

まずは気になった2〜3社に資料請求を行い、デモ画面や無料トライアルで操作感を比較するところから始めてみてください。自社の業務フローと相性の良いSaaSを見極めることで、経営企画が本来の付加価値である戦略立案に注力できる体制が整います。

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BackOfficeDB編集部
この記事の執筆者
BackOfficeDB編集部
こんにちは。BackOfficeDB編集部です。 私たちは、管理部門に関する情報発信を専門にしています。 業務効率化や、各職種のキャリアプラン、スキルアップなど、管理部門の様々なお悩みにお答えします。