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【2025最新】契約書管理システム比較14選|料金・機能・選び方を解説

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【2025最新】契約書管理システム比較14選|料金・機能・選び方を解説

リモートワークの普及や電子帳簿保存法の改正により、紙やExcelによる契約書管理は限界を迎えつつあります。

本記事では、おすすめの契約書管理システム14選を、料金・機能の比較とともにご紹介します。

「作成から一括管理したい」「紙と電子を併用したい」「コストを抑えたい」といった目的別の選び方も解説しているので、自社に最適なツール選びの参考にしてください。

目次

契約書管理システムとは?

契約書管理システムとは、契約書の作成から承認、締結、保管までの一連の流れをまとめて管理できるITツールです。

従来は紙の契約書をキャビネットに保管し、Excelで期限管理するのが一般的でしたが、リモートワークの普及や電子帳簿保存法の改正により、こうしたアナログ管理では対応が難しくなっています。

契約書管理システムを導入すれば、必要な契約情報をすぐに検索・確認でき、更新期限の見落としといった人的ミスも防止できます。

法務部門の負担軽減だけでなく、全社的な業務効率化とリスク管理の強化につながるツールです。

契約書管理システム比較表|料金・機能・タイプ別おすすめ一覧

ここでは、本記事で紹介する主要な契約書管理システムを比較しています。

各製品の特徴をまとめましたので、気になる製品をチェックしてください。

※スマホの方は横にスクロールしてご覧になれます。

製品名 初期/月額目安 タイプ 無料プラン有無 電帳法対応 AI機能 こんな企業におすすめ
Hubble 初期費用:0円
月額:要問い合わせ
契約ライフサイクル管理
CLM)
トライアルあり
要問い合わせ)
対応(オプション) あり ・Wordで契約書を作成・修正する企業
・最新版管理に課題がある法務部
LegalForceキャビネ 要問い合わせ AI契約管理システム なし 対応 あり ・Wordで契約書を作成・修正する企業
・最新版管理に課題がある法務部
ContractS CLM 要問い合わせ 契約ライフサイクル管理(CLM) なし 対応 あり ・契約管理の効率化を叶えたい企業
・契約書のリスクを把握したい企業
・契約書を探す時間を削減したい企業
Docusign CLM 月額1,333円〜(税別) 契約ライフサイクル管理(CLM) なし 対応 あり ・契約プロセスの進捗を見える化したい企業
・事業部と法務の連携を強化したい企業
OPTiM Contract 初期費用:無料
月額:80,000円〜
AIを活用した契約書管理サービス トライアルあり 対応 あり ・AIを活用し手間をかけず台帳作成をしたい企業
・契約書の期限管理・通知をおこないたい企業
・コストを抑えてサービスを利用したい企業
OLGA (GVA manage) 要問い合わせ 法務管理クラウド なし 対応 あり ・法務への依頼・相談を集約したい企業
・過去のナレッジを検索・再利用したい企業
WAN-Sign 初期費用:0円
月額:0円〜
電子契約・契約管理サービス あり 対応 あり ・電子契約と書面契約を合わせて管理したい企業
・セキュリティや内部統制を重視する企業
・紙の原本保管も依頼したい企業
Contract One 要問い合わせ 契約データベース なし 対応 あり ・契約書情報を正確にデータ化したい企業
・全社員で契約情報を活用したい企業
楽々Document Plus 月額90,000円〜(税別) 文書管理システム なし 対応 あり ・契約書以外の社内文書も統合したい企業
・高度な検索機能・承認フローが必要な企業
RICOH Contract Workflow 要問い合わせ 契約業務管理(複合機連携) なし 対応 あり ・リコー製複合機を使用している企業
・紙の契約書のスキャン業務を減らしたい企業
BtoBプラットフォーム 初期費用:要問い合わせ
月額:¥10,000~    
電子契約サービス あり(フリープラン) 対応 あり ・請求書や受発注システムと連携したい企業
・取引先にもコスト負担をかけたくない企業
クラウドサイン 初期費用:要問い合わせ
月額:10,000円〜(税別)
電子契約サービス あり(月5件まで) 対応 あり ・電子契約でスピードと安全性を実現したい企業
・紙と電子の一元管理を実現したい企業
・官公庁や地方自治体など信頼性を重視する組織
MyQuickクラウド 月額20,000円〜(税別) 文書管理システム なし 対応 あり ・低コストでスモールスタートしたい企業
・ユーザー数無制限で利用したい企業
契約書管理 on kintone 初期費用:100,000円〜
月額:10,000円〜
業務アプリ作成プラットフォーム あり(30日間無料お試し) 対応 あり ・自社に合わせて項目をカスタマイズしたい企業
・すでにkintoneを導入している企業

契約書管理システムの主な機能

契約書管理システムには、以下のような3つの基本機能があります。

これらが連携して機能することで、契約業務のさまざまな課題を解決します。

一元管理・検索機能

電子契約のPDFデータから紙の契約書をスキャンしたデータまで、あらゆる形式の契約書を一つのシステムで統合管理できます。

契約書本文の全文検索にも対応しており、特定の条項やキーワードを含む契約書を即座に抽出可能です。

さらに、基本契約書と覚書など関連する契約書同士を紐づけて管理できるため、契約関係の全体像を簡単に把握できます。

期限管理・アラート機能

契約終了日や更新通知期限日を基に自動でアラートを発信し、メールやSlack・Chatworkなどへプッシュ通知することで、更新漏れを防ぎます

特に自動更新条項のある契約では、解約判断のタイミングを逃すリスクを事前に回避できます。

また、各契約のステータス(契約中・解約済み・更新協議中など)を可視化できるため、チーム内での状況共有もスムーズになります。

権限管理・ログ保存

部署・役職・契約種別ごとに「閲覧のみ」「編集可能」「アクセス不可」といった権限を細かく設定でき、機密情報を適切に保護します。

全ての操作はログとして記録されるため、不正持ち出しの抑止や万が一の際の追跡が可能です。

さらに、IPアドレス制限や二要素認証、通信の暗号化など、一般的なファイルサーバーよりも強固なセキュリティ環境を備えています。

契約書管理システムの導入メリット

契約書管理システムの導入は、単なるペーパーレス化にとどまらず、以下のようなメリットをもたらします。

  • 業務効率化:契約書の検索や台帳入力の手間を大幅に削減し、法務・総務部門がコア業務に集中できる時間が生まれる
  • リスクマネジメント:更新漏れによる損害や紛失・情報漏えいリスクを最小化し、監査対応もスムーズに
  • コスト削減:印紙代・保管スペース代・郵送費に加え、検索にかかる人件費などの見えないコストも削減

稟議を通す際には、これらのメリットが投資対効果(ROI)の明確な根拠となります。

契約書管理システムの選び方ポイント

契約書管理システムは多機能なSaaSが増えていますが、深く考えずに選んでしまうと、現場の運用に乗らず、早期解約に至るケースが少なくありません。

失敗しないためには、自社の課題を明確にすることが重要です。

そのうえで、以下のような基準で各製品をスコアリングし、比較検討することをおすすめします。

データベースの一元管理や検索機能など必要な機能が揃っているか

契約プロセス全体を管理したいのか(CLM)、締結済み契約書の保管・検索ができれば十分か(リポジトリ)、自社に適した機能が備わっているか確認しましょう。

たとえば、法務部が契約書のドラフト作成段階からバージョン管理やレビューをおこないたい場合は、CLM機能を備えたツールがおすすめです。

一方で、総務部が保管メインで使用し現場社員も閲覧するケースでは、高度なワークフロー機能よりも、検索のしやすさやUIのわかりやすさを優先して選びましょう。

紙の契約書にも対応しているか

過去に締結した紙の契約書が大量にある企業では、スキャン代行オプションの有無やAI-OCR(自動文字認識)の精度が製品選びの重要なポイントになります。

特に注目したいのは、PDFをアップロードするだけでAIが契約書タイトル・日付・相手方・金額などを自動で読み取り、管理台帳を作成してくれる機能です。

これがあれば、導入時の入力作業負担を大幅に軽減できます。

また、紙の原本と電子データを紐づけて管理できる機能があるかも確認しておきましょう。

セキュリティ機能と権限管理は安全か

契約書には企業の機密情報が集約されているため、セキュリティ対策は慎重に確認する必要があります。

選定するシステムがISMS認証(ISO27001)を取得しているか、通信が暗号化されているかは最低限のチェック項目です。

また、運用面では、部署・役職ごとに「閲覧のみ」「ダウンロード不可」「編集可能」などの権限を細かく設定できるかが重要です。

さらに、社内のセキュリティ規定に準拠するため、IPアドレス制限やシングルサインオン(SSO)への対応状況も確認しておきましょう。

電子帳簿保存法への対応はどうか

契約書を電子データで保存する場合、電子帳簿保存法の要件を満たす必要があります。

JIIMA認証(電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証)を取得している製品であれば、法的要件を満たしていることが保証されているため安心です。

具体的には、訂正・削除履歴が残る機能、タイムスタンプの付与機能、「日付・金額・取引先」での検索機能(検索要件)が備わっているかを確認しましょう。

従量課金やオプション費用を含めた総額はどうか

製品を比較する際は、月額利用料だけでなく導入〜運用にかかる総額も確認しましょう。

ユーザー数(ID数)の追加費用、データ容量の追加費用、スキャン代行費、導入支援費用などが別途発生する場合があります。

また、安価なプランでは検索回数や月間登録件数に上限が設けられているケースもあるため注意が必要です。

導入初年度だけでなく、3〜5年運用した場合のトータルコスト(TCO)で比較試算をおこなうのがおすすめです。

契約書管理システムを比較する際のポイント

カタログやWebサイトの比較表だけで導入を決めるのではなく、「無料トライアル」や「デモ」を利用して実際の操作感を確認するのがおすすめです。

その際、以下の3つのようなポイントを確認しましょう。

必要な契約書をすぐに探せるか

導入前に、実際のサンプルデータを登録してキーワード検索を試してみましょう

検索結果が表示されるまでのスピード、OCRの読み取り精度(誤字脱字の少なさ)、表記ゆれへの対応力(「(株)」と「株式会社」を同一として認識できるかなど)を確認することが重要です。

アラート設定の柔軟性はどうか

通知のタイミング(1ヵ月前、2週間前など)を自由に設定できるか、通知先を柔軟に変更できるかを確認しましょう。

担当者が退職・異動した場合でも、管理者へ通知が届く仕組みになっているかも重要なチェックポイントです。

現場社員が使いやすいUIか

ITツールに不慣れな社員でも、マニュアルなしで直感的に操作できる画面設計かどうかを確認しましょう。

「どこにアップロードすればいいか」「どうやって探せばいいか」が一目でわかることが大切です。

また、スマホやタブレットからの閲覧のしやすさもチェックしておきましょう。

おすすめの契約書管理システム14選

ここからは、市場シェア・機能の豊富さ・導入のしやすさを総合的に評価した、おすすめの契約書管理システムを紹介します。

Hubble(ハブル)|変更履歴を自動保存可能

Hubble(ハブル)

Microsoft Wordと連携し、契約書の修正履歴(バージョン)を自動でクラウド上に保存・管理できる点が最大の特徴です。

SlackやTeamsなどのチャットツールとも連携しており、契約審査時のコミュニケーション履歴も契約書と紐づけて残せます。

締結後の管理だけでなく、締結前の「作成・審査・交渉」プロセスの効率化に強みを持つため、法務部門の業務改革に最適なツールです。

サービス名 Hubble
特徴 ・Microsoft Wordと連携し、契約書の修正履歴(バージョン)を自動でクラウド上に保存可能
・SlackやTeamsなどのチャットツールと連携し、契約審査時のコミュニケーション履歴を紐づけ可能
・締結後の管理だけでなく、締結前の「作成・審査・交渉」プロセスの効率化に強みを持つ
おすすめの企業 ・Wordで契約書を作成・修正する頻度が高い企業
・最新版管理や変更履歴の記録に課題がある法務部
料金プラン 初期費用:0円
月額:要問い合わせ

LegalForceキャビネ|AIで契約書検索・管理ができる

LegalForceキャビネAI契約審査プラットフォームで知られるLegalOn Technologiesが提供する管理システムです。

契約書をアップロードするだけで、AIがタイトル・契約締結日・当事者名などを自動抽出し、管理台帳を作成してくれます。

契約書内のリスク条項をAIが洗い出す機能も備えており、締結済み契約書の法務リスク管理を強化したい企業におすすめです。

更新期限の自動通知機能も充実しています。

サービス名 LegalForceキャビネ
特徴 ・契約書をアップロードするだけで、AIが契約情報を自動抽出し管理台帳を作成
・契約書内のリスク条項(不利な条文など)をAIが自動で洗い出す機能を搭載
・更新期限の自動通知機能により、契約更新漏れや解約漏れを防止
おすすめの企業 ・締結済み契約書のリスクを把握・管理したい企業
・スキャンするだけで手軽に台帳を作成したい企業
料金プラン 初期費用:要問い合わせ
月額:要問い合わせ

ContractS CLM|契約業務を一元管理・可視化できる

ContractS CLM

契約書の作成・レビュー・承認・締結・管理という全プロセス(CLM)を一気通貫で管理できるシステムです。

契約関連業務の進捗状況を「カンバン方式」などで可視化できるタスク管理機能が優れており、事業部と法務部のやり取りを一元化して属人化を解消します。

クラウドサインやDocuSignなど多様な電子契約サービスと連携できるため、既存ツールを活かした導入が可能です。

サービス名 ContractS CLM
特徴 ・契約書の作成・レビュー・承認・締結・管理という全プロセス(CLM)を一気通貫で管理可能
・「カンバン方式」などで契約関連業務の進捗状況を可視化し、タスク漏れを防止
・事業部と法務部のやり取りを一元化し、契約業務の属人化を解消
おすすめの企業 ・契約プロセスの進捗を見える化したい企業
・事業部と法務の連携を強化・効率化したい企業
料金プラン 初期費用:要問い合わせ
月額:要問い合わせ

DocuSign CLM|グローバル展開企業に最適

DocuSign CLM

世界標準の電子署名サービス「DocuSign」が提供する契約ライフサイクル管理システムです。

多言語対応に加え、各国の法規制に対応した高度なコンプライアンス機能を備えています。

さらに、SalesforceなどのCRM(顧客管理システム)との連携が強力で、複雑な承認ワークフローもノーコードで柔軟に設計可能です。

海外取引が多い企業や、グローバル規模で契約管理をおこないたい大企業に適しています。

サービス名 DocuSign CLM
特徴 ・世界標準の電子署名「DocuSign」が提供する、グローバル対応の契約管理システム
・SalesforceなどのCRMと強力に連携し、商談から契約までをシームレスに接続
・複雑な承認ワークフローもノーコードで設計でき、各国の法規制にも対応
おすすめの企業 ・SalesforceなどのCRMと連携して業務を自動化したい企業
・グローバル規模で契約管理をおこないたい企業
料金プラン 初期費用:要問い合わせ
月額:1,333円〜(税別)

OPTiM Contract|AI解析で低コストに管理台帳を作成

OPTiM Contract

AI・IoT技術に強みを持つオプティムが提供するシステムです。

AIによる契約書情報の抽出・台帳作成機能をリーズナブルな価格で利用できます。

契約書だけでなく、注文書や請求書などの関連文書も一元管理できる汎用性の高さが魅力です。

Windowsエクスプローラーのようなフォルダ階層構造のUIを採用しており、直感的に操作できるため導入障壁が低いのも特徴です。

サービス名 OPTiM Contract
特徴 ・AIによる契約書情報の自動抽出・台帳作成機能をリーズナブルな価格で提供
・契約書だけでなく、注文書や請求書などの関連文書も一元管理が可能
・Windowsエクスプローラーのようなフォルダ階層構造のUIで、直感的に操作できる
おすすめの企業 ・AIを活用し手間をかけず台帳作成をしたい企業
・契約書の期限管理・通知をおこないたい企業
・コストを抑えてサービスを利用したい企業
料金プラン 初期費用:無料
月額:80,000円〜(税別)

OLGA(GVA manage)|法務案件の受付から管理までを効率化

OLGA(GVA manage)

法務部門への「契約書レビュー依頼」や「法律相談」を一元管理する法務管理クラウドです。

単なる保管庫ではなく、法務案件の受付窓口として機能します。

過去の類似案件や蓄積されたナレッジを即座に検索・活用できるナレッジマネジメントに強みがあります。

AI契約審査ツール「GVA assist」と連携すれば、審査品質の均一化とスピードアップを同時に実現できます。

サービス名 OLGA(GVA manage)
特徴 ・法務部門への「契約書レビュー依頼」や「法律相談」を一元管理する法務管理クラウド
・過去の類似案件や蓄積されたナレッジを即座に検索・活用できるナレッジマネジメント機能
・AI契約審査ツールとの連携により、審査品質の均一化とスピードアップを実現
おすすめの企業 ・法務への依頼・相談を集約・可視化したい企業
・過去のナレッジを検索・再利用したい企業
料金プラン 初期費用:要問い合わせ
月額:要問い合わせ

WAN-Sign|電子契約と書面管理がまとめてできる

WAN-Sign

物流大手NXグループ(日本通運)の関連会社が提供するサービスで、電子契約機能と文書管理機能を併せ持っています。

最大の特徴は、電子データだけでなく「紙原本」の倉庫保管と配送サービスまで一括で依頼できる点です。

自社独自の電子署名と当事者型署名(実印相当)を使い分けられるハイブリッド署名機能も備えており、官公庁や金融機関など厳格なセキュリティを求める業界での導入実績が豊富です。

サービス名 WAN-Sign
特徴 ・電子契約機能に加え、書面契約(紙原本)の管理機能も備えたハイブリッド型サービス
・紙の契約書の「倉庫保管」や「配送サービス」まで一括で依頼が可能
・物流大手NXグループ(日本通運)の関連会社による、官公庁レベルのセキュリティ体制
おすすめの企業 ・電子契約と書面契約(紙原本)を合わせて管理したい企業
・セキュリティや内部統制を重視する企業
・紙の原本保管も依頼したい企業
料金プラン 初期費用:0円
月額:0円〜

Contract One|契約書を正確にデータ化・検索できる

Contract One

名刺管理サービス「Eight」や「Sansan」で培った高精度なデータ化技術を活用し、契約書の主要項目を正確にテキスト化できるサービスです。

「いつ・誰が・どんな契約を結んだか」を全社で共有し、過去の契約情報をビジネス機会につなげることをコンセプトにしています。

紙の契約書を専用キットに入れて郵送するだけで、スキャンから保管まで代行してくれるオプションもあり、ペーパーレス化を一気に進めたい企業に最適です。

サービス名 Contract One
特徴 ・名刺管理サービス「Sansan」の技術を活用し、契約書の主要項目を正確にデータ化
・「いつ・誰が・どんな契約を結んだか」を全社で共有し、営業資産として活用可能
・紙の契約書を専用キットに入れて郵送するだけのスキャン代行オプションを提供
おすすめの企業 ・契約書情報を正確にデータ化したい企業
・全社員で契約情報を活用し、営業資産にしたい企業
料金プラン 初期費用:要問い合わせ
月額:要問い合わせ

楽々Document Plus|高度な検索機能と柔軟なワークフロー

楽々Document Plus

住友電工情報システムが提供する、20年以上の実績を持つ文書管理システムです。

あいまい検索や属性検索など、強力な検索エンジンによる高速な文書検索が特徴です。

契約書に限らず、ISO文書や技術資料など社内のあらゆる文書を統合管理できます。

オンプレミス版とクラウド版を選択でき、大規模組織のセキュリティポリシーにも柔軟に対応できるため、中堅・大企業での採用が進んでいます。

サービス名 楽々Document Plus
特徴 ・あいまい検索や属性検索に対応した、強力な検索エンジンによる高速な文書検索
・契約書に限らず、ISO文書や技術資料など社内のあらゆる文書を統合管理可能
・オンプレミス版とクラウド版を選択でき、柔軟な承認フロー設定が可能
おすすめの企業 ・契約書以外の社内文書も統合して管理したい企業
・高度な検索機能・柔軟な承認フローが必要な企業
料金プラン 初期費用:要問い合わせ
月額:90,000円〜(税別)

RICOH Contract Workflow Service|複合機連携で紙業務を効率化

RICOH Contract Workflow Service

リコーの複合機と連携し、紙の契約書をスキャンするだけで所定のクラウドフォルダーへ自動保存できるソリューションです。

AIによる自動属性抽出機能により、ファイル名の変更や台帳入力の手間を大幅に削減できます。

法務部門だけでなく現場部門でのドキュメントワークフロー改善にも適しており、既存のリコー複合機を活用してスムーズに導入できる点が強みです。

サービス名 RICOH Contract Workflow Service
特徴 ・リコーの複合機と連携し、紙の契約書をスキャンするだけでクラウドへ自動保存
・AIによるファイル名変更や属性情報の自動抽出により、入力の手間を削減
・法務部門だけでなく、現場部門でのドキュメントワークフロー改善にも対応
おすすめの企業 ・リコー製複合機を使用している企業
・紙の契約書のスキャン業務・入力業務を減らしたい企業
料金プラン 初期費用:要問い合わせ
月額:要問い合わせ

BtoBプラットフォーム契約書|請求書・見積書とのデータ連携が強み

BtoBプラットフォーム契約書

国内最大級の企業間取引プラットフォーム「インフォマート」が提供するサービスです。

契約書だけでなく、見積書・発注書・請求書まで一気通貫でデジタル管理できる点が最大のメリットです。

取引先も同プラットフォームの会員であれば、完全無料で契約締結・管理が可能。

取引先に導入負担をかけずに電子化を推進できます。

サービス名 BtoBプラットフォーム契約書
特徴 ・契約書に加え、見積書・発注書・請求書まで一気通貫でデジタル管理が可能
・取引先も会員であれば完全無料で契約締結・管理ができ、コストメリットを共有できる
・国内最大級の企業間取引プラットフォームによる安心の運用基盤
おすすめの企業 ・請求書や受発注システムと連携したい企業
・取引先にもコスト負担をかけずに電子化を進めたい企業
料金プラン 初期費用:要問い合わせ
月額:¥10,000~

クラウドサイン|シェアNo.1で初心者でも使いやすい

クラウドサイン

電子契約サービスの国内シェアNo.1を誇り、圧倒的な知名度と取引先の利用率の高さが強みです。

「書類のインポート機能(有料)」を使えば、紙で締結した過去の契約書も取り込んで一元管理が可能です。

kintoneやSalesforceなど他システムとのAPI連携先も豊富。

シンプルで使いやすいUIのため、初めてシステムを導入する企業でもスムーズに定着します。

サービス名 クラウドサイン
特徴 ・電子契約サービスの国内シェアNo.1を誇り、圧倒的な知名度と取引先の利用率が高い
・紙で締結した過去の契約書を取り込んで一元管理する機能(書類インポート)を搭載
・kintoneやSalesforceなど、他システムとの豊富なAPI連携が可能
おすすめの企業 ・電子契約でスピードと安全性を実現したい企業
・紙と電子の一元管理を実現したい企業
・官公庁や地方自治体など信頼性を重視する組織
料金プラン 初期費用:要問い合わせ
月額:10,000円〜(税別)

MyQuickクラウド|月額2万円から始められる本格文書管理

MyQuickクラウド

25年以上の実績を持つ文書管理システム「MyQuick」のクラウド版です。

月額2万円〜という低コストながら、更新期限のメール通知や詳細な権限設定など、実務に必要な機能が標準搭載されています。

ユーザー数無制限のプランも用意されており、利用人数が多い企業や全社員で契約書情報を共有したい場合に、高いコストパフォーマンスを発揮します。

サービス名 MyQuickクラウド
特徴 ・25年以上の実績を持つ文書管理システム「MyQuick」のクラウド版
・更新期限のメール通知や詳細な権限設定など、実務に必要な機能を標準搭載
・ユーザー数無制限のプランがあり、利用人数が多い企業でもコストを抑制可能
おすすめの企業 ・低コストでスモールスタートしたい企業
・ユーザー数無制限で利用したい企業
料金プラン 初期費用:要問い合わせ
月額:20,000円〜(税別)

契約書管理 on kintone|kintoneユーザーなら開発不要で即導入

契約書管理 on kintone

サイボウズの業務改善プラットフォーム「kintone」を利用している企業であれば、アプリテンプレートを追加するだけで即座に契約書管理を始められます。

自社の業務フローに合わせて入力項目やプロセスを自由にカスタマイズできる柔軟性が魅力です。

プラグインを活用すれば、電子契約サービスとの連携や帳票出力も低コストで実現でき、スモールスタートに最適です。

サービス名 契約書管理 on kintone
特徴 ・サイボウズの「kintone」アプリテンプレートを追加するだけで即座に利用可能
・自社の業務フローに合わせて、入力項目やプロセスを自由にカスタマイズできる
・プラグインを活用すれば、電子契約サービスとの連携や帳票出力も低コストで実現
おすすめの企業 ・自社に合わせて管理項目をカスタマイズしたい企業
・すでにkintoneを導入している企業
料金プラン 初期費用:100,000円〜
月額:10,000円〜(税別)

契約書の作成・管理・更新まで一括で管理したい企業向け比較表

「法務と事業部のやり取りをスムーズにしたい」「ドラフト作成時のバージョン管理を自動化したい」企業におすすめのシステム一覧です。

契約ライフサイクルマネジメント(CLM)機能が備わっています。

製品名 主な対象 強み おすすめの理由
Hubble 法務・事業部 自動バージョン管理Wordの変更履歴を自動保存し、Slack/Teams等のチャットで議論が可能。 ・Wordの変更履歴を自動で記録し、最新版が一目でわかる
・SlackやTeams連携で、法務と事業部が迅速にコミュニケーション可能
・契約締結前の交渉経緯も資産として残せる
ContractS CLM 全社 進捗の可視化 カンバン方式などで「今誰がボールを持っているか」を一目で把握できる。 ・契約ごとのステータスが見える化され、業務のボトルネックを解消できる
・事業部と法務部のやり取りをシステム内で完結し、属人化を防ぐ
・複数の電子契約サービスと連携し、一元管理が可能
OLGA
(GVA manage)
法務部 案件受付の集約 事業部からの審査依頼や法律相談を一元管理し、ナレッジとして蓄積する。 ・メールやチャットで散在しがちな法務への依頼をチケット化して集約
・過去の類似案件や法律相談をナレッジとして即座に検索・再利用
・AI審査ツールと連携し、レビュー品質のバラつきを抑える
Docusign CLM 大手・グローバル 高度なワークフロー複雑な承認ルートをノーコードで設計でき、Salesforce等のCRMと強力に連携。 ・複雑な承認フローもノーコードで柔軟に設計・変更できる
・多言語対応や各国の法規制に強く、グローバル展開に最適
・Salesforce等のCRMと連携し、営業プロセスと契約業務を統合できる

紙の契約書と電子契約を一緒に管理したい企業向け比較表

「過去の紙の契約書が大量にある」「今後も紙と電子が併用される」という企業向けのシステム一覧です。

スキャンの手間を減らす機能や、正確なデータ化機能に強みがあるシステムを比較しています。

製品名 紙の電子化手法 原本の保管サービス おすすめポイント
WAN-Sign 配送・丸投げ可
(出張スキャンも可)
あり ・段ボールごと送るだけで、スキャンからデータ登録まで完了する
・重要な原本は倉庫で厳重保管し、必要時のみ取り寄せ可能
・電子契約と書面契約を区別なく同じレベルで管理できる
Contract One 配送・丸投げ可
(専用キットで送付)
一時保管のみ(データ化特化) ・Sansanの高精度な入力技術により、ほぼ100%正確な台帳ができる
・「誰とどんな契約があるか」を全社員が検索でき、営業資産になる
・関連する契約書(親子関係)を自動で紐付ける機能が優秀
RICOH
Contract Workflow
自社でスキャン なし(自社管理) ・社内のリコー複合機でスキャンするだけで、所定のフォルダに自動保存
・ファイル名変更や台帳入力の手間をAIが大幅に削減してくれる
・外部委託するほどの量ではないが、手作業を減らしたい企業に最適
楽々Document Plus 自社でスキャン
(スキャナ保存対応)
なし(自社管理)   ・強力なOCR(文字認識)と検索エンジンで、曖昧な記憶でもヒットする
・契約書に限らず、図面や仕様書など社内の全文書を統合管理できる
・添付ファイルの中身まで検索対象にでき、検索性はトップクラス

コストを抑えて契約書管理を始めたい企業向け比較表

「まずはスモールスタートしたい」「予算が限られている」という企業向けの製品です。

低価格な月額料金や無料プラン、あるいは既存ツールを活用することでコストを抑えられます。

製品名 料金体系 主な機能 おすすめポイント
クラウドサイン 無料プランあり
(月5件まで送信無料)
電子締結・保管
電帳法対応の検索機能、認定タイムスタンプ
・月額0円のフリープランがあり、稟議なしで即日テスト運用が可能
・取引先もアカウントを持っていることが多く、相手方の導入コストもゼロ
・電子帳簿保存法に対応した検索機能が標準で備わっている
kintone 月額780円〜/人
(30日間無料お試し)
アプリ作成・管理
リマインド通知、プロセス管理、柔軟な検索
・最低5ユーザー(約4,000円)から始められ、契約期間の縛りも緩い
・契約管理だけでなく、顧客管理や日報など他業務も同じコストで統合可能
・Excelからの移行が非常に簡単で、開発費をかけずに自作できる
OPTiM Contract   AI台帳作成
契約情報の自動抽出、全文検索、関連資料管理
・通常は高額になりがちな「AIによる台帳自動作成」を低コストで導入できる
・ユーザー数による課金ではないプランもあり、閲覧者が多くても安心
・Windowsのようなフォルダ管理画面で、教育コスト(人件費)を抑えられる
MyQuickクラウド 月額2万円〜
(定額制プランあり)
文書管理全般
更新期限アラート、詳細な権限設定、操作ログ
・「ユーザー数無制限」のプランを選べば、社員100人が使っても料金固定
・1人あたりの単価で換算すると、人数が多い企業ほど圧倒的に割安になる
・低価格ながら官公庁レベルのセキュリティ機能が標準搭載されている

まとめ

契約書管理システムは、法務のリスク管理を強化しながら、必要な情報を即座に取り出せる環境を整えることで、経営判断のスピードを加速させる重要なツールです。

導入を成功させるためには、まず自社の課題を明確にすることが重要です。

そのうえで、本記事で紹介したシステムの中から気になる2〜3社に資料請求をおこない、デモ画面や無料トライアルで操作感を比較してみてください。

ぜひ貴社に最適な契約書管理ツールを選定し、業務効率と競争力向上につなげてください。

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BackOfficeDB編集部
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