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管理部門とは?役割や職種別の業務内容、やりがいについて解説

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管理部門とは?役割や職種別の業務内容、やりがいについて解説

管理部門について、具体的な業務内容や役割がよくわからないという方も少なくないでしょう。

本記事では、管理部門の役割や責任、職種ごとの業務内容や求められるスキルなどを解説します。

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目次

管理部門とは

管理部門には、経理や人事、総務や法務など複数の部署が存在し、予算管理や人事管理、リスク管理などを行う部門のことです。

企業の利益に直接関わらないことから、間接部門やバックオフィスとも呼ばれています。

ここでは、企業における管理部門の役割や求められる責任、重要性について解説します。

管理部門の役割

管理部門の役割は、主に以下の3つです。

  1. 経営戦略の策定と実行のサポート
  2. 経営資源の最適化と効率化
  3. 組織の健全性と安全性の確保

管理部門は、経営者や事業部門の意思決定に必要な情報を提供したり、経営計画や予算の策定に協力したりします。

また、財務諸表や税務申告などの会計処理や、採用や教育などの人事管理を行います。

社内規則や法令遵守などのコンプライアンスや、リスク管理や危機対応などのガバナンスを担うのも管理部門です。

これらの活動によって、管理部門は企業の成長と競争力を支える重要な役割を果たしています。

管理部門の責任

法令や倫理規範の遵守は管理部門として果たすべき大きな責任です。

管理部門は、企業が事業活動を行ううえで必要な法律や規則に従っているかどうかをチェックし、違反があれば是正することが求められます。自社の従業員に対し、法令遵守に関する教育や啓発を行うのも重要な役割です。

また、企業が社会的によい行いをするために必要な倫理規範やコード・オブ・コンダクト(行動規範・行動指針)を策定し、従業員に周知することが求められます。これらに反する行為があれば調査し、処分することも管理部門の重要な役割です。

経営陣や従業員への報告や情報提供も管理部門が果たすべき責任です。管理部門は企業の財務状況や人事情報などを正確に把握し、経営陣に報告することが求められます。従業員に対しても給与や福利厚生などの情報を適切に伝えることが求められます。

管理部門の重要性

近年、デジタル化やグローバル化など経営環境がめまぐるしく変化しているとともに、人口構造の変化にともなう深刻な人手不足が生じています。企業の不正や不祥事が多発したことからCSR(企業の社会的責任)に対する関心が高まり、企業としての姿勢や存在意義が問われています。

こうしたさまざまな環境の変化や社会からの要求に対応するために、管理部門が主導して業務効率化や組織の変革に取り組まなくてはなりません。働く環境の整備や社会貢献活動などを通じて、企業やブランドの価値を向上させるのも、管理部門に求められていることです。

これまでの管理部門は経営を裏から支える存在として認識されてきましたが、現在では価値を創出する部門としての重要性が高まっています。

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管理部門の主な業務内容

管理部門には総務や人事、経理などさまざまな部署があり、それぞれ業務内容が異なります。部署ごとの主な業務内容を紹介します。

総務

総務は会社の運営に必要な事務や庶務を担当する部署です。総務の業務内容は多岐にわたりますが、たとえば以下のような業務があります。

  • 備品管理:社内の設備や備品の管理や調達を行います。
  • 衛生管理:社員の健康や安全を守るための衛生管理や防災対策、健康診断などを主導します。
  • 受発送:社外との連絡や交渉を行うための電話や郵便、宅配便などの受発送業務です。
  • 規則策定や周知教育:会社の規則や制度を策定や改定し、社員に周知や教育を行います。

なお、企業によっては総務に次項から述べる人事や経理、法務などの機能が含まれる場合もあります。

人事・労務・採用

人事・労務・採用は、最重要資源である「ヒト」の活用を通じて組織の発展や社員のモチベーションに大きく寄与する部署です。

  • 人事:社員の能力や適性を評価し、配置・昇進・教育などを行います。
  • 労務:社員の労働条件や福利厚生、安全衛生などを管理し、労使関係を円滑にします。
  • 採用:優秀な人材を見つけて入社や研修などを支援します。

これらをまとめて人事部門として存在する場合が多いですが、どちらかといえば人事・労務は既存の社員に対して行う業務が中心であるのに対し、採用は新卒採用や中途採用など新しく入る人材に対する業務を行うという違いがあります。

経理

経理は、会社の収入や支出、資産や負債などの金銭的な動きを記録・分析・報告する部署です。たとえば以下のような業務を行います。

  • 仕訳:会社の取引や経費などを勘定科目に分類し、借方と貸方に振り分けて記帳します。
  • 帳簿作成:仕訳したデータをもとに、総勘定元帳や試算表、損益計算書や貸借対照表などの財務諸表を作成します。
  • 税務申告:法人税や消費税などの税金を計算し、納付や申告を行います。
  • 監査対応:外部の監査法人や税務署などからの監査に対応します。

財務

財務は会社の資金繰りや資金調達、投資判断などを行う部署です。

  • 予算管理:会社全体の収支予算や各部署の予算を作成し、実績との差異分析や予算修正を行います。
  • 財務分析:財務諸表や財務指標を分析し、会社の財務状況や収益性、資本効率などを評価します。
  • 資金管理:現金や預金、有価証券などの資金の動きを管理し、適切な資金残高を維持します。必要に応じて金融機関との交渉や借入、返済などを行います。
  • 投資管理:設備投資やM&Aなどの投資案件を検討し、投資効果やリスクを評価します。

法務

法務とは、企業の法的な問題やリスクに対応する部署です。

  • 契約書の作成やチェック:取引先や顧客と結ぶ契約書の作成やチェックを行います。
  • 紛争や訴訟の対応:取引先や顧客、従業員などとの紛争や訴訟対応を行います。
  • 法令や規則の遵守状況の監査:会社の各部署や事業所が国内外の法令や規則を遵守しているかどうかを監査し、違反があれば是正措置を実施します。
  • 社内教育や研修の実施:社員に対して法的な知識や意識を高めるために社内教育や研修を実施します。

広報

広報は企業や組織の活動や成果を社会に発信し、信頼や理解を得ることを目的とした広報活動を行う部署です。

  • メディアやステークホルダーとの関係構築:メディア対応や株主説明会の実施などを担います。
  • 情報発信:プレスリリースの作成や、ウェブサイトなどの情報発信ツールの作成・運用を行います。
  • イベントの開催:イベントやセミナー、商品説明会などを企画、実施します。
  • 危機管理やリスク対策:トラブル発生時の情報開示やメディア対応、危機発生時のシミュレーションの実施などを行います。

情報システム

情報システムは、コンピューターやネットワークなどの情報システムや技術の企画・開発・運用・保守などを行う部署です。

  • 社内システムの整備:社内のネットワークやサーバーの管理、社員のパソコンの設定やサポートを行います。
  • 情報セキュリティ:サーバーやネットワークのセキュリティ強化や対策を実施します。
  • 情報システムの導入:業務に必要なソフトウェアやアプリケーションの導入や改善などを検討します。

経営企画

経営企画は会社の経営方針や戦略を立案・推進する部署です。

  • 経営計画の策定:中長期的な経営計画や事業計画を策定し、管理します。
  • 情報収集・分析:経営環境や競合調査、市場調査などの情報収集や分析を行います。
  • 経営資源に関する提案:経営資源の最適配分や効率化を考え、コスト削減などを提案・実行します。
  • 事業開発:新規事業やM&Aなどの事業開発や投資判断のサポートを行います。

内部監査

内部監査は、組織の業務や管理体制について、客観的かつ独立した立場から評価や改善を行う部署です。

  • 監査計画の作成:組織のリスクや目標にもとづき監査対象や監査項目、監査期間などを決めます。
  • 監査の実施:監査対象部門の業務や管理体制に関する資料や証拠を収集し、分析や検証を行います。
  • 監査報告:監査結果や意見・改善策などをまとめて、監査対象部門や経営層に報告します。
  • フォローアップ:監査後に改善策の実施状況や効果を確認し、必要に応じて追加の監査やアドバイスを行います。

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管理部門における給与や待遇

職種別の年収や年収に影響する要素、給与や待遇がよい人材の特徴を解説します。

職種別の年収相場

各職種の年収は企業によって異なりますが、おおむね以下の水準が目安となります。

職種 年収目安
総務 300万~400万円
人事・労務・採用 450万~550万円
経理 400万~500万円
財務 450万~550万円
法務 500万~600万円
広報 400万~500万円
情報システム 500万~600万円
経営企画 500万~600万円
内部監査 600万~700万円

管理部門の年収に影響を与える要素

管理部門の年収に影響を与える要素は主に「業務範囲と責任の度合い」「経験とスキル」「業界や企業の規模」の3つです。

業務の範囲と責任度

管理部門の中でも、会社の経営や戦略に関わる重要な業務を行う場合は年収が高くなる傾向があります。部下の管理や指導、プロジェクトのリーダーシップなど責任の大きい役割を果たす場合も、年収が上がりやすいです。

経験とスキル

管理部門では部署ごとに専門的な知識やスキルが求められます。たとえば人事・労務では労働法や社会保険制度、経理では会計基準や税務などそれぞれの分野における法令やルールを把握している必要があります。

これらの経験とスキルが豊富であればあるほど、年収は高くなります。

業界や企業の規模

一般的に、業界が成長している場合や、企業が大きくて売上が高い場合は年収も高くなります。

給与や待遇がよい管理部門人材の特徴

上記のように業務知識やスキルが高い人材は、管理部門の中でもよい給与や待遇を得られる可能性が高いです。

また、自分の意見や視点を積極的に発信し、自社に貢献できる人材も高い給与や待遇に期待できます。

自分の部署だけでなく、ほかの部署や経営層とも連携して会社の目標や戦略に沿った提案や支援を行える人材は高く評価されるでしょう。

さらに、社会や経済の変化に対応できる柔軟性や創造性を持ち合わせた人材もよい給与や待遇を手にできる可能性が高いです。

このような人材は、新しいことに挑戦して自分自身や組織を変革する力をもっているため管理部門のリーダーとしての役割にも期待できます。

管理部門で活躍するために必要なスキルや能力

管理部門人材に求められるスキルや能力を以下に挙げます。

パソコンスキル

パソコンスキルは管理部門のどの業務にも必須です。ワードやエクセルなどの基本的なソフトウェアの操作や、メールやインターネットの利用、データの入力や管理などが該当します。

データベースへの登録や管理業務、文書作成業務などあらゆる場面で必要とされるスキルです。

情報収集力、分析力

担当業務に関連する情報はもちろん、会社全体の状況や市場の動向、競合他社の情報などを常に収集・分析する必要があります。

情報収集力と分析力が高いと、自分の業務に関する課題や改善点を見つけやすくなり、経営陣や他部門とのコミュニケーションもスムーズになります。

リスク管理能力

事業やプロジェクトにおける潜在的な危機や問題を事前に予測し、回避や軽減のための対策を立てるためのリスク管理能力も必要です。問題発生時には迅速かつ適切に対処することも求められます。

リスク管理能力を高めることで、管理部門は組織や事業の安全性を向上させることができます。

コミュニケーション力

管理部門では社内外の多様なステークホルダーと円滑にコミュニケーションをとることが求められます。

日々の業務や人間関係において効果的なコミュニケーションを心がけることで、自分の仕事の価値や貢献度を高めることができます。

論理的思考力

事実や根拠にもとづき正しい判断や推論を行える論理的思考力も求められます。たとえば人事で社員の評価を行う際には、社員の能力や適性を客観的に評価し、公平な処遇やキャリアプランを策定する必要があります。

論理的思考力を高めるには、日頃から情報を分析する習慣をつけることや、ロジカルシンキングのトレーニングを行うことなどが有効です。

柔軟性や対応力

管理部門では社内外のさまざまな人と関わり、多様な問題や課題に対処する必要があります。そのため、固定観念にとらわれず、状況に応じて柔軟に対応できることが重要です。

たとえば経理や財務では税制の改正や制度の変更、国際的な会計基準に対応するために、常に最新の知識を身につける必要があります。

職種ごとの専門性も必要

ここまで紹介したのは管理部門に共通して必要とされるスキルや能力ですが、職種ごとの専門性も必要です。

たとえば法務では法律知識や契約書作成のスキルが求められますし、人事では採用や評価などの人材管理に関するスキルが必要です。

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管理部門で働くやりがい

管理部門で働くことで、以下のような点にやりがいを感じられます。

自社で働く人をサポートできる

管理部門では部署ごとの専門的な知識やスキルを活かして、社員が働く環境を整備します。これにより社員は安心して自分の仕事に集中できるようになり、高いパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

自社で働く人をサポートできることは、管理部門で働くことの大きなやりがいです。

企業全体の戦略に関わることができる

管理部門は経営陣や各部署と連携し、企業のお金や人材などの重要な要素を管理します。企業のビジョンや目標に沿った方針や計画を立案・実行することも管理部門の役割です。

そのため、管理部門で働くことで企業全体のビジョンや方向性を理解し、影響力を持つことができます。

汎用性の高い幅広いスキルや知識を身につけることができる

管理部門で身につくスキルや知識は、法律や会計、コミュニケーションや分析など多岐にわたります。

これらのスキルや知識はどんな職種や業界にも応用できるため、自身のキャリアの幅を広げることができます。

雇用や収入が安定している

管理部門は企業の基盤となる部署なので、景気や業界の変動に影響されにくく、安定した収入や待遇を得ることができます。

必要最低限の人員で構成されていることが多いため、解雇などによって雇用が不安定になることもあまりありません。

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管理部門で働くことのデメリットや大変なところ

管理部門で働くことには、デメリットや大変な部分もあります。

直接部門からの理解や協力を得られないことがある

営業や開発などの直接部門からの理解や協力を得られないことがあります。これは、管理部門の重要性や貢献度が直接部門に十分に伝わっていない場合があるためです。

直接部門は現場の最前線で直接利益を上げることに貢献しているため、管理部門の業務が無価値で楽に見えることもあるようです。このことは管理部門のモチベーションを下げる要因になります。

評価や昇進の機会が限られやすい

管理部門の業務における成果は直接的に売上や利益に反映されないため、ほかの部門と比べて見えにくいものになりがちです。そのため、自分の仕事の価値や貢献度を上司や経営陣に認めてもらうのが難しく、評価基準も明確でない場合が多いです。

また、管理部門は人員が限定されているため昇進のポストも限られています。これらの点はキャリアアップやモチベーションの面で大変な部分であるといえるでしょう。

創造性やアイデアを発揮する場面が少ない

管理部門では主に法律や規則にもとづいて業務を遂行することが求められます。そのため創造性やアイデアを発揮する場面が少なく、自分の考えや感性を表現する機会はほとんどありません。

創造的な仕事では、新しい商品やサービスを考えることや顧客の反応を直接見ることなどができますが、管理部門の仕事ではそうしたやりがいを感じることは難しいでしょう。

高い年収は得られないことが多い

管理部門の年収は、売上や利益に直接貢献する部門と比べて低くなりがちです。

年収の水準は職種によっても異なりますが、営業のようにインセンティブ給が支給されることはほとんどないため大きな金額を得ることは難しいでしょう。

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管理部門を取り巻く環境の変化とこれからの役割

管理部門を取り巻く環境は、ここ数年だけで見ても大きく変化しています。それにともない、管理部門に求められる役割も大きく変わってきました。

デジタル化の進展やAIの台頭

デジタル化の進展やAIの台頭は、管理部門にとって大きなチャンスと課題です。

デジタル化により管理部門の業務効率化や品質向上が可能になり、AIを活用することで管理業務の判断や分析が容易になりました。一方で、セキュリティやプライバシーのリスクが高まり、倫理や法律の問題が生じています

これからの管理部門は、こうした変化に対応するために新たなスキルを身につけたり最先端のツールに関する知識を得たりする必要があります。単にルールや手続きを守るだけでなく、ビジネスや社会の変化に柔軟に対応し、価値を創造する役割を果たすことが求められています。

働き方の多様化

在宅勤務やフルフレックス、時短勤務など、働き方の多様化が進んでいます。それにともない、管理部門の業務も変化しました。

たとえば労働時間の管理や個人情報の保護、セキュリティの確保など、従来とは異なる対応が必要になっています。また、社員の健康やモチベーション、コミュニケーションやチームワークなど人的資源の管理も難しくなりました。

これからの管理部門は、こうした新しい働き方に適応できる環境づくりや制度設計を行うことが求められています。社員の健康や生産性を維持するために、適切な評価やコミュニケーションを行うことも必要です。

グローバル化

グローバル化の進展にともない、管理部門には国際的な視点や異文化理解、多様性への対応力が求められるようになっています。たとえば人事では、海外からの人材の採用や育成、海外赴任者のサポートなどグローバル人材マネジメントのスキルが必要です。

グローバル化に対応するためには、単に内部の業務を効率化するだけでなく、外部との連携や協力を強化することが重要です。管理部門は企業の戦略的パートナーとして、グローバル市場での競争力を高めるために貢献する役割を求められています。

少子高齢化にともなう人手不足

少子高齢化にともなう人手不足により、人材の確保や育成が困難になっています。そのためこれからの管理部門は、人手不足に対応するためにデジタル化や自動化を推進し、業務効率化や生産性の向上を図る必要があります。

在宅勤務やフレックスタイムなどの柔軟な働き方を支援し、従業員のモチベーションや生産性を高めることも重要です。

多様なバックグラウンドやスキルを持つ人材を採用し、育成やキャリア支援を行うといった視点も求められるでしょう。

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管理部門人材のキャリアパス

最後に、管理部門人材の主なキャリアパスを紹介します。

管理部門のスペシャリストになる

専門性を磨いてスペシャリストになるキャリアです。キャリアの幅は限定されますが、自分の強みを最大限に活かしながら企業の発展に貢献できます。

スペシャリストになるためには、自分の部署の業務内容や目標を明確に理解したうえで日々の業務に励み、必要なスキルや知識を習得することが必要です。

部署や管理部門で昇進する

今いる部署のリーダーや管理職になることや、管理部門全体の責任者になるというキャリアもあります。これまでの経験に加えて、マネジメントスキルやリーダーシップを身につけることができ、キャリアの幅を大きく広げられます。

昇進するためには、単に仕事をこなすだけでは不十分です。目標を設定し、積極的に業務改善や新しい挑戦に取り組む必要があります。

管理部門内で異動して別職種の経験を積む

管理部門内の別の部署に異動して、異なる職種の経験を積むというキャリアパスもあります。

自分の専門分野以外の業務に挑戦することで幅広い知識やスキルを身につけることができ、今後のキャリアを広げるのに役立ちます。

企業の規模や種類を変えて転職する

転職もひとつの選択肢です。管理部門の業務内容はどの企業にも共通する部分が多数ありますが、求められる役割や業務範囲など異なる部分も多くあります。

そのため転職することでこれまでにない経験を積むことができ、管理部門としての幅を広げられます。

資格を取得して独立する

管理部門の業務に関連する資格を取得して、独立することもひとつのプランです。たとえば弁護士や税理士、社会保険労務士などの資格があります。

独立するためには難関の資格に合格するだけでなく営業力や経営視点も身につける必要があるでしょう。

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管理部門に強い転職エージェント3社

近年、管理部門など特定の職種に特化した転職エージェントが登場しています。

以下では、管理部門の転職に特化している転職エージェント3社をご紹介します。

BEET-AGENT

BEET

BEET-AGENTは、管理部門・バックオフィス経験者に特化した転職エージェントです。

管理部門の非公開求人を多数保有しており、BEETに求人を紹介してもらうことで応募先の幅が広がります。

応募書類の添削や面接対策から、内定後の条件交渉まで伴走してくれるため、転職活動を効率化したい人や選考突破率を上げたい人におすすめです。

公式サイト:https://beet-agent.com/

MS Agent

MS Agent

管理部門に特化した転職エージェントといえば、MS Agentです。

30年以上の転職支援実績があり、業界最大級の求人数を誇っています。

士業など専門職の転職支援も行っているため、ハイクラス人材の転職にも強みがあります。

公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/

SYNCA

SYNCA

SYNCAは、管理部門に特化した転職サイトです。

公式サイト上に求人を公開しており、職種・年収・業種を選択して希望の求人を検索できます。

また、会員登録しておくと、企業からのスカウトを受け取ることもできます。自分の市場価値を試してみたい方は、登録をおすすめします。

公式サイト:https://synca.net/

まとめ

管理部門とは、経営戦略の策定を支援し、組織の健全性と安全性を確保するための重要な役割を担う部門です。

ビジネス環境の変化にともない、管理部門に求められる役割も変わりつつあります。

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BackOfficeDB編集部
この記事の執筆者
BackOfficeDB編集部
こんにちは。BackOfficeDB編集部です。 私たちは、管理部門に関する情報発信を専門にしています。 業務効率化や、各職種のキャリアプラン、スキルアップなど、管理部門の様々なお悩みにお答えします。
寺西航大
この記事の監修者
寺西航大

ファッションや医療機器の営業業務に従事した後、管理部門人材の転職・採用支援サービス「BEET-AGENT」を提供する、株式会社アシロにRA担当として入社。