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広報・PRは企業の顔ともいえる花形職ですが、定型業務ではなく、また成果の測り方が難しいために評価されづらいことがあります。
また、活動計画が不明瞭だったり、ノウハウや経験が不足していたりすることで、自分自身の成長を感じられず不安になる人もいることでしょう。
本記事では、成果や自分自身の成長につながる広報・PRの関連資格を紹介します。資格取得で、広報・PRとしての評価を上げて、年収アップやキャリアチェンジに役立てましょう。
広報・PRの仕事は無資格でもできますが、取得することで成果・評価につながる資格があります。
今回は、広報・PRに役立つ資格を11個ご紹介します。
各資格について詳しく解説するので、広報としてスキルアップしたい方や、キャリアチェンジに備えたい方は参考にしてください。
PRプランナー資格認定制度とは、広報・PRの本質的な概念を理解するために設けられた日本で唯一の広報・PR資格認定制度です。
総合的な基本知識を問う1次試験、専門領域別に知識を問う2次試験、実務的な企画力を問う3次試験の3段階で構成されており、基礎知識の復習から実践的な力試しまでできます。
広報・PRの役割やミッションを再確認できますし、マーケティング手法やライティング手法など現場で活用できる知識が身につき、業務に直結する資格です。
PRプランナー資格認定制度の難易度は、2023年の第33回試験の合格率が【1次試験:72.1%】【2次試験:77.3%】【3次試験:26.0%】となっているため、1次試験・2次試験は比較的合格しやすく3次試験で難易度が上がるようです。
とくに、1次試験は受験者数495名と2次試験の倍近くの人が受験しているため、受験のハードルが低いといえます。
試験の種類 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
1次試験 | 495名 | 357名 | 72.1% |
2次試験(4科目一括) | 242名 | 187名 | 77.3% |
3次試験 | 265名 | 69名 | 26.0% |
広報・PR初心者なら、まずは1次試験の合格を目指しましょう。スキルアップのために広報・PRの勉強をはじめたら2次試験に取り組み、企画全般を任せられるようになったら3次試験にチャレンジすることをおすすめします。
※参考:PRプランナー資格認定制度/検定試験|日本パブリックリレーションズ協会
IRプランナー資格とは、日本初のIR資格で、CIRPとCIRP-Sの2つの資格があります。CIRPはIRプランナー講座基礎コース、CIRP-SはIRプランナー講座上級コースをそれぞれ受講後に、各検定試験に合格し会員登録をすることにより取得できます。
IRプランナー資格は、IR担当者に必要な資本市場に関する基礎知識と考え方を学ぶことができます。IRに関する基礎知識を学び直すことで、投資家への説明やアナリストとの会話がより充実したものになるでしょう。
2022年10月に開催された第36回試験においてCIRP・CIRP-Sともに半数以上が単科目合格を果たしています。一方で、全科目合格率はCIRPが26.7%、CIRP-Sが0%となっており、一度に全科目に合格する受験者は少なく、IRプランナー資格の難易度は高いことが分かります。
CIRPは4科目、CIRP-Sは7科目と、試験の難易度に加えて科目数も異なります。科目合格は講座受講後の3年間有効なため、長期的目線で資格取得を目指しましょう。
資格の種類 | 単科目合格率 | 全科目合格率 |
---|---|---|
CIRP | 62.9% | 26.7% |
CIRP-S | 50.0% | 0% |
投資家向けの広報であるIR担当が初心者の人やこれから目指す人は、まずは基礎コースであるCIRPの合格を目指しましょう。IR専任の人やIR業務をひととおり1人でこなせる人は、CIRP-Sを受講して実力試しをしてみましょう。
商品プランナーとは、新しい商品・サービスのイメージを具体化して企画に落とし、商品仕様をもとに開発・製造部門と話を進め、スケジュールや予算を調整する担当者を指します。
商品プランナー資格とは、日本商品開発士会が認定する商品プランナーの資格です。商品・サービス企画に関する基礎知識から、商品開発マーケティングやコミュニケーション・プレゼンテーションの基礎を試す資格となっています。
広報・PRとして、商品・サービス理解を深めることができます。
商品プランナー資格は、研修後に小試験を受けるパターンと、試験のみ受けるパターンの2種類の受験方法があります。研修後小試験で90%、一斉試験で75~80%程度の合格率となっているため、比較的難易度が低い資格です。
広報・PRの垣根を越えて、ゆくゆくは商品企画・開発に携わりたい人におすすめの資格です。もちろん、広報・PRとしても仕事のレベルアップが期待できます。
※参考:商品プランナー資格試験概要/日本商品開発士会公式ページ
Illustratorクリエイター能力試験とは、世界基準のグラフィックツールである「Illustrator®」の活用能力を測定・評価する資格検定試験です。
広報・PRで活用できるデザイン力や表現力を身につけることができ、かつIllustratorの操作スキルが向上するため業務効率化につながります。
Illustratorクリエイター能力試験の2022年度平均合格率は71.48%と高く、難易度はあまり高くありません。それでも、Illustratorを使い慣れていないと難しい試験のため、ある程度経験を積んでから受験しましょう。
広報・PRに関わるコンテンツは、デザイナーに依頼して用意することも多いですが、スキルアップや市場価値を上げるためにデザインを学びたい人におすすめの資格です。
※参考:Illustrator®(イラストレーター)クリエイター能力認定試験│資格検定のサーティファイ
プロモーショナル・マーケター認証資格とは、プロモーショナル・マーケティングの計画から実行までに至る専門的知識を有した人材を認証する資格です。
この資格を取得することでブランディング活動全般の知識がつき、広報・PR担当として自社および業界全体の動向を俯瞰できるスキルが身につきます。
2022年に開催された第18回プロモーショナル・マーケター認証資格試験は、合計525名が受験して299名が合格しています。合格率は56.95%と約半数のひとが不合格となっており、かつ年1回しか開催しないため難易度が高い資格です。
広報・PRとしてスキルアップしたい人はもちろんのこと、将来的にはマーケターやプロモーターなど専門職に就いて活躍したい人におすすめの資格です。
※参考:認証資格試験 - JPM
ウェブ解析士とは、ウェブ解析データを活用し、デジタルマーケティングを通して事業の成果を導く人材を指します。
認定試験はオンラインで受験可能で、かつ年中開催されているためいつでもどこでも受験できます。公式テキストや、ウェブ解析士認定講座を任意で受講できるため、テキストや講座で理解を深めてから受験することをおすすめします。
広報・PRの成果は具体的に示しづらいことが多いですが、ウェブ解析データを扱えるようになることでウェブコンテンツによる拡散力を数字で測ることができます。
2023年7月開催のウェブ解析士認定試験では、受験者302人に対して合格者数250人と、95%が合格しています。学習環境が整備されていることもあり、比較的難易度が低い資格といえるでしょう。
ウェブ解析士協会の認定資格には、ウェブ解析士の知識を応用した「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」や、SNSの基礎から実践的な運用まで学べる「SNSマネージャー」があります。
企業公式サイトやオウンドメディアの運営のほか、SNSなどデジタルマーケティングを活用して広報・PR業務の幅を広げたい方におすすめの資格です。
ビジネス文書検定は、その名の通りビジネスにおける文書作成能力に関する資格です。言葉遣い等の文書作成に必要なビジネスマナーを学ぶことができます。
広報・PRの業務において、文書作成は頻繁に発生します。ビジネス文書検定を取得しておくことで、ビジネスシーンにふさわしく、かつ要領を得た分かりやすい文書を作成できるようになります。
ビジネス文書検定には3~1級の3段階の階級があり、第73回ビジネス文書検定の合格率は【3級:84.8%】【2級:63.4%】【1級:20.5%】となっています。3級であれば8割以上が合格する難易度の低い資格ですが、1級は合格率2割と一気に難易度が上がります。
施行級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
1級 | 210名 | 43名 | 20.5% |
2級 | 977名 | 613名 | 63.4% |
3級 | 2,432名 | 2,063名 | 84.8% |
計 | 3,619名 | 2,725名 | - |
社会人のたしなみとして基礎知識を身につけたい人は、3級取得を目指しましょう。PR文をひとりで作成するようなレベルに到達したら、2級の受験をおすすめします。マネージャーなど指導する立場になったら、文書の作成・取り扱いに加えて添削指導まで学べる1級取得がおすすめです。
※参考:ビジネス文書検定|ビジネス系検定
Webライティング能力検定とは、国語力からSEO対策や倫理・法律知識まで学べる資格です。
受験科目は、以下の6科目です。
Webライティング能力検定を取得することで、ネット集客に特化したワンランク上のコンテンツを作成できるようになります。成果に直結する資格といえるでしょう。
近年のWebライティング能力検定の1級合格率は25~30%で、取得難易度が高い資格です。等級は3級~1級までありますが、公式に発表されているのは1級の合格率のみです。
広報・PR活動で確実に成果をあげられる能力を身につけたい人や、将来的にコピーライターやコンサルタントとして活躍したい人におすすめの資格です。
※参考:Webライティング能力検定|一般社団法人日本WEBライティング協会
WEBライティング技能検定は、近年増加しているWEBライターのニーズに合わせて、WEBライターに必要な基礎知識や文章作成技術をはかる資格です。
自己流になりがちなライティング技術のスキルアップにつながるため、広報・PRの業務に役立つ資格です。
第1回~95回の本試験受講者数より算出した合格率は47.2%で、約半数が合格しているため比較的難易度が低い資格です。月1回オンラインで開催されていることから、受験しやすい資格でもあります。
選択問題とライティング問題で構成されており、選択問題は高得点をとりやすくなっています。ライティング問題で差が出やすいため、試験の総評や解答速報をもとに勉強して、実践を積みましょう。
ビジネスマナーも身につくため、社会人1年目からおすすめの資格です。ただし、実戦形式の問題はライティング経験が浅いと難易度が高いため、早期から勉強を始めて経験を積んでから本試験を受けることをおすすめします。
※参考:一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会|WEBライティング技能検定
校正技能検定試験とは、文章を正しく不備のないものに仕上げる「校正」の技能を認定する資格です。
一見、出版業界でのみ活用される資格のように思えますが、広報・PRの仕事で重要な文章作成・チェックの信頼度を高めることができます。
校正技能検定には初級・中級・上級の3つのレベルがあり、初級は日本エディタースクールにおいて指定科目を修得すると認定されます。中級試験は年2回開催されており、中級合格者のみが年1回開催される上級試験を受験可能です。
2022年に実施された校正技能検定の合格率は、中級が36.4%、上級が32.7%でした。合格率でみると難易度はそこまで高くないように思えますが、中級は年300人以上が受験しているのに対して上級は毎年50人前後しか受験しておらず、上級試験のレベルの高さがうかがえます。
施行級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
中級 | 313名 | 114名 | 36.4% |
上級 | 52名 | 17名 | 32.7% |
広報・PRとして文章作成レベルを上げたい人や、将来的に広報・PRスキルを活かしつつ編集・構成に関わる仕事にキャリアチェンジを検討している人におすすめの資格です。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)とは、エクセルやワードなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる資格です。一斉試験と毎日実施している随時試験があるため、いつでも受験可能です。
Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlookの製品ごとに試験が用意されており、一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2種類あります。そして、一般レベル(Excel、Word、PowerPoint、Outlook)の4科目のうち3科目を取得すると、「MOS Associate」に認定されます。
さらにMOS Associate認定に加えて、上級レベルの3科目のうち2科目を取得すると「MOS Expert」に認定されます。
MOSを取得することで、広報・PRで必要な資料作成スキルが身につきます。マイクロオフィス製品の機能を十分に理解することで、業務効率化が期待できます。
MOSの合格率は、公開されていません。20歳以下や51歳以上の人まで幅広い世代が取得する資格のため、社会人経験のある人であれば取得難易度は低いと考えられるでしょう。
資格取得者の半数を占める20代30代のうちに資格を取得したほうが、業務や転職などにおいて有利に働くでしょう。広報・PRの業務においては、一般レベルで十分な知識を得られます。
※参考:MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト
広報・PRで役立つ資格をご紹介しましたが、そもそも資格をとる必要はあるのでしょうか。資格をとることをおすすめする理由を、広報・PRを取り巻く環境をふまえて解説します。
結論、広報・PRの仕事に資格は必須ではありません。ただし、資格を取得することで得られる恩恵がたくさんあります。
企業にとっても自分自身にとってもメリットが多いため、資格取得をおすすめしています。
広報・PR関連資格を取得するメリットとして、下記のようなものが挙げられます。
広報・PRの反響の大きさは、担当者の力量次第で大きく左右されます。資格取得にともない身についた知識と経験をもとに施策を打つことで、広報・PR効果は何倍にもふくれあがります。
また、Illustratorクリエイター能力試験やMOSのような広報・PR業務で使用するツールの操作に関する資格など、技術力向上につながる資格は業務効率化につながります。操作性が上がったり、マーケティングを論理的に考える力がつくことで、作業スピードが格段に上昇します。
成果が給料アップに直結する評価制度がある企業では、資格取得をきっかけに成果を上げることで年収アップにつながります。企業によっては、資格を取得することで支給される資格手当による年収アップも見込めます。
また、資格はスキルを目に見える形で示すことができるため、転職活動など自己アピールの場で有利に働きます。採用ハードルが高い広報・PRの転職でほかの求職者と差をつけられるほか、マーケターやコンサルなどの専門職に未経験で転職する場合にも役立ちます。
資格を取得することによって得られるメリットはたくさんありますが、目的を持たずに試験勉強をはじめると途中でやる気が途切れてしまったり、取得しても最大限活用できなかったりする可能性があります。
また、資格取得には時間とお金もかかりますので、途中であきらめたり時間とお金が無駄にしたりすることのないように、
など、「資格取得で目指す目的」を設定すべきです。
そのうえで、ゴールに到達するためにどのようなスキルが必要か、スキルを取得するためにはどんな資格勉強が有効かを考えます。そうすることで、具体的な目的とそれに見合う必要資格が明確になり、迷うことなく試験勉強に没頭できます。
広報・PRで役立つ経験やスキルをご紹介します。
目に見えないようそのため資格ほど明確な訴求力はありませんが、身に着けておくことで広報・PRの成果や自分自身の市場価値向上につながります。
広報・PR担当に求められるスキルとしてよく挙げられるのが、「メディアリレーションシップ」です。
どんなメディアと関係を築けているか、関係値構築のためにどんな活動をしてきたかが重要視されます。広報・PRスキルのなかでも、メディア名などを挙げて具体的にアピールすることのできる能力です。
メディアリレーションシップを築くためには、メディアの理解から継続的なアプローチ、メディアが価値を感じる情報の提供など、複合的な力が試されます。
広報・PRに最も必要とされる経験・スキルといっても過言ではありません。
メディア単位ではなく、「記者クラブとの繋がり」もまた広報・PR活動において有効な手段のひとつです。
そもそも記者クラブとは、新聞社や通信社・テレビ局などのメディアから派遣された記者が常駐している拠点、または記者の任意団体のことです。掲載する「メディア」ではなく、直接取材に関わる「記者」との繋がりを持つことで、広報・PR活動がしやすくなります。
記者クラブにはいくつか種類があり、運営する業界・経済団体によって取材対象が変わります。よって、自社に有利な記者クラブと関係を持つ広報・PR担当者は重宝されます。
近年、注目が増しているのが「SNSマーケティングスキル」です。
フォロワー数が多く広報・PR力が高い企業アカウントが続々登場しており、ブランド競争において大きな影響を及ぼしています。フォロワー数が多い企業アカウントの運営経験や、フォロワー数を伸ばした経験があれば、広報・PR人材として重宝されます。
また、SNSマーケティングスキルが評価されるポイントとして「炎上対策・対応」の経験があります。
利用者層が限定されていないSNSでの広報・PR活動は、炎上が発生しやすくなります。少しの言葉遣いの間違いや誤った情報の発信により、企業全体の信頼が落ち込んでしまう可能性を持っています。
炎上対策やコンプライアンスが重視される企業SNSを運用した経験があれば、広報・PR担当として確かな信頼を得る要素になります。
広報・PR活動を行ううえで、まずはブランドに対する知識・理解がなければいけません。
表面的な情報だけでなく、ブランドが生まれた背景や製作・立ち上げにかかわった人たちの苦労など、ブランドの歴史を知っておくことで発信する情報に深みが生まれます。
とくに、新しい製品やサービスにおいては、まだ言語化されていない情報を分かりやすい言葉でまとめなければなりません。広報・PR活動による拡散力によって、売上が上下する可能性が十分にあるでしょう。
新サービスの広報・PRは非常に難しい領域ですが、広報・PRのスキルアップにつながるため、積極的に関わっていきましょう。
文章作成スキルは、広報・PRの業務において必須スキルです。ただ文章を作ればよいのではなく、正しい日本語やビジネスマナー、読みやすい構成等を考慮した隙のない文章を作成できるスキルが必要です。
コピーライティングとは、人間心理を理解し、言葉によって行動を促す技術のことです。広報・PRで重宝されるスキルです。
広報・PR活動の大半は、ウェブや紙媒体での情報発信となります。直接話す場合は抑揚や表情で伝えることができますが、文字だけで感情に訴えかけるのは非常に難しい技術です。
コピーライティングを身に着けると、社内の団結力や社外への拡散力増大に大きく影響します。
広報・PRの成果に直結する能力のため、Webライティング能力検定やWEBライティング技能検定などを活用してコピーライティングにつながる知識と経験を蓄えましょう。
広報・PRの場によっては、文章に限らず資料作成が必要となるケースがあります。例えばIRが業務に含まれる場合には、株主に共有する資料作成など特有の資料作成スキルが求められます。
PowerPointやExcelで作成する資料の場合、MOSで培った知識が役に立ちます。分かりやすい資料を、短時間で作成することができるようになるでしょう。
視覚的に訴求できる資料を作りたい場合は、Illustratorクリエイター能力試験を活用するなどしてデザインセンスや技術を磨きましょう。
どんな職種でも必要とされるコミュニケーションスキルですが、広報・PRでは特に重要視されます。社内外の人との交流が、仕事内容の中核を担っています。
メディアリレーションシップやブランド理解の土台として、社内外とのコミュニケーションがあります。
ビジネスにおけるコミュニケーションでは、礼儀・マナーも習得していなければなりません。話術だけでは成り立たないのが、社会人のコミュニケーションスキルです。
コミュニケーションスキルの発達には、情報収集より実践が重要です。積極的にコミュニケーションをとり、相手の反応をみて最適なコミュニケーションの取り方を見つけましょう。
広報・PR担当が直接サービスを販売することはありませんが、広報・PR活動でブランド認知を上げることにより売り上げを伸ばすことはできます。
情報を受け取る側のニーズをくみ取り、必要な情報を最適な手段をもって発信する業務の流れは、営業と広報・PRで似たところがあります。
営業経験がある広報は、メディアへのアプローチ(営業力)や関係値の作り方、顧客心理の理解など有利な点がたくさんあります。広報としてスキルアップしたい場合に、一度営業に転身してみるのもおすすめです。
広報・PRは無資格でもできる仕事ですが、業務内容が多岐にわたり必要な経験・スキルが多いため、スキルアップには資格取得が有効です。
役立つ資格は複数ありますが、自分が目指すゴールに応じて取得する資格を決めると、資格取得のメリットを最大限活かせるでしょう。
広報・PRとして成果を出したい、キャリアアップしたいという方は、資格取得のための勉強をスタートさせましょう