関連サービス
広報や企業のPR職は「会社の顔」とも呼ばれ、社内外に対して自社の魅力を伝える業務を担っています。
企業によっては、プレスリリースなどの情報発信以外にメディア対応やIRもおこなうケースがあり、仕事内容は多岐にわたります。華やかなシーンで活躍する機会もあるため、管理部門のなかでも人気の職種といえるでしょう。
今回は、広報経験者が目指せるキャリアについて、具体例を挙げて解説します。また転職を検討する際に、スキルをアピールしやすくなる資格やおすすめの転職サイトも紹介しています。
広報として今後のキャリアに悩んでいる方は、参考にしてください。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
BEET-AGENT | 広報・PR・IRなどの転職支援に強い、特化転職エージェント。 |
マスメディアン | マーケティング・クリエイティブ特化型。広報の求人も保有。 |
MS Agent | 広報など管理部門と士業に特化。30年以上の実績をもつ。 |
広報は、自社の取り組みやサービスを外部に伝える仕事を担っています。そのような業務を経験した方は、どのようなキャリアを築けるのでしょうか。
ここでは、広報のおもなキャリアパスを紹介します。
広報でキャリア形成する際にまず考えられるのが、社内で上位職を目指すことです。
大手企業の場合は役職などのポジションが豊富なため、経験を積むことでリーダーやチーフなどに昇進できます。企業によって役職名は異なりますが、その後も広報課長や部長などのマネジメント職に就いて、業務幅を広げていくのが基本です。
一方ベンチャーや中小企業の場合は少数精鋭で業務をおこなうため、広報以外にも総務や人事などのバックオフィス部門を兼務しながら、スキルアップしていくケースが多いかもしれません。
いずれにしても社内で上位職を目指す場合は、経歴とともに企業の特色や業界知識も増えるため、より効果的なPR戦略を打ち出せるようになるでしょう。
広報のキャリアパスは、他部署へ異動することで築けるケースもあります。バックオフィス系の業務へ移る場合は、関連性の高い宣伝部や販売促進部を選択できると、広報で培った経験・スキルを活かせます。
また企業によってはジョブローテーション制度を導入しており、数年単位で他管理部門への異動を求められる場合もあるようです。そうなれば、経理や労務など異分野でキャリアを形成し新たな学びによってキャリアの選択肢を広げられるでしょう。
さまざまなバックオフィス経験とともにマネジメントや経営の知識も高められれば、管理部門を統括する責任者の道も開けるかもしれません。
また、管理部門以外のキャリアパスとしては、マーケティング部も視野に入るでしょう。SNS等を活用した広報経験があれば、SNSマーケターとして活躍できる道もあります。
広報である程度経験を積んだら、他社の広報へ転職するほか、IR関連会社やPR会社・広告制作会社などへ転職するルートもあります。広報で培った能力を活かし、より自身の興味関心が高い業界へ転職できると、よりやりがいをもって業務につけるはずです。
自社についてのみ広報活動を行ってきた環境からさまざまなクライアントの案件を取り扱うようになると、より刺激的な環境でスキルを高められるでしょう。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
BEET-AGENT | 広報・PR・IRなどの転職支援に強い、特化転職エージェント。 |
マスメディアン | マーケティング・クリエイティブ特化型。広報の求人も保有。 |
MS Agent | 広報など管理部門と士業に特化。30年以上の実績をもつ。 |
ここからは、広報経験を活かせるキャリア事例を紹介します。以下は、代表的な仕事の一例です。
キャリアの選択肢を把握するためにも、詳細をチェックしておきましょう。
広報で経験を積んでいくと、マーケティングやコミュニケーション、ブランディングなどの専門分野で活躍できる可能性があります。広報から派生して、販売戦略や経営企画までマーケティングの守備範囲を広げていくキャリアパスです。
そこで上位職を目指す際の候補に挙げられるのは、以下のポジションです。
いずれにしても、広報での経験を活かすことができ、かつ広報に留まらない自社の広いマーケティング戦略に関する高度なスキルが求められるポジションです。
中小企業で広報を担当しているなら、さらなるスキルアップを目指して大企業への転職を志すのもひとつです。そうすればPR業務だけでなく、ブランド保守や危機管理などの業務も経験できる可能性があります。
また大企業は予算があるため、大規模なPRプロジェクトやテレビ取材への対応も経験できるでしょう。自身の裁量で業務を進めるのはやや困難ですが、大手でしか経験できない広報業務も多く、視野の広がりを感じられるはずです。
プロジェクトマーケティングマネージャー(PMM)は、製品やサービスのマーケティング戦略を立案・実行する仕事です。広報で培ったブランド理解能力やコミュニケーションスキルを活かし、顧客に対する効果的な販売戦略をねらいます。
企業が商品を売り出す際、各製品の特徴やサービス内容によって顧客が異なるため、ターゲットに刺さる販売手法を検討し、マーケティング施策を検討しなくてはいけません。
これらの業務は広報で養ったPR経験を活かせる可能性があり、転職によってキャリア形成を図れるでしょう。
広報経験者は、イベントプランナーに転身して活躍の幅を広げることが可能です。イベントプランナーとは、各種展示会やスポーツイベント・コンサートなど、団体や企業のイベントを企画・実施する仕事を指します。
具体的な業務内容は、パンフレットの作成や宣伝活動・当日の音響照明の操作など多岐にわたるのが特徴です。広報で培った調査力やプレゼンテーション能力などのスキルをもとに、イベント企画会社へ転職することでキャリア形成していけるでしょう。
広報で情報発信する際にTwitterやInstagramなどのSNSを活用した経験があるなら、SNSマーケターとして運用コンサルティングの仕事へ転身するのもおすすめです。
ブランディング施策を打ちたい企業や個人に対して、ソーシャルメディア上で効果的な露出や広告の打ち出しをおこなえるよう、戦略的にサポートする仕事を担います。
SNSマーケターでコンサルティング依頼を受けるなら、多くのターゲットへリーチできる魅力的な画像・動画・テキストなどのコンテンツを制作スキルや、流行を素早くキャッチアップする力が必要です。
ブランド認知拡大やイメージ向上の支援という点では広報のスキルを活かせるため、広報からのキャリアアップした選択肢のひとつといえるでしょう。
グローバルな視野をもって広報活動をおこないたい場合は、外資系PR会社への転職を目指すのがおすすめです。業務ではビジネスレベルの英語力や、実力主義によるハードワークが求められる可能性がありますが、最先端の広報PRの仕事に就ける点で、やりがいと学びの多い環境を得られるでしょう。
このように、広報ではPRに関連したさまざまなキャリアを目指せます。自身の得意分野や興味関心にマッチする仕事を選択し、知識と経験を重ねていけばキャリアの道が開けるでしょう。
またここで紹介したキャリアはあくまで一例のため、広報経験を活かせる仕事は他にもあるはずです。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
BEET-AGENT | 広報・PR・IRなどの転職支援に強い、特化転職エージェント。 |
マスメディアン | マーケティング・クリエイティブ特化型。広報の求人も保有。 |
MS Agent | 広報など管理部門と士業に特化。30年以上の実績をもつ。 |
広報は基本的に資格必須の職種ではありません。しかし広報の業務に生かせる資格を取得していると、キャリアアップにつながる可能性があります。
ここでは、キャリア形成に有効な資格を3つ挙げて簡単に紹介します。
「PRプランナー資格認定制度」とは、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会が主催する検定試験です。
広報やPR業務で求められる基礎知識や実践スキルが出題され、広報にまつわる総合的な能力が試されます。資格取得によって、自身の広報スキルを証明できるメリットがあります。
「商品プランナー」とは、おもに商品戦略や販売戦略・販売促進戦略に関する基礎知識と実務レベルが問われる試験です。
商品企画やデザインコンセプト・広告・著作権などの知識のほか、問題解決力や提案力・コミュニケーション能力といった技術的な内容も含まれるため、広告部門でのビジネス経験をある程度積んでから受験すると合格率を高められます。
「IRプランナー」とはIRにまつわる知識が問われる試験で、試験内容はIR実務に必要かつ十分な見解があるか、資本市場と対話できるレベルに達しているかという視点で出題されます。原則IRプランナー講座を受講した方に受験資格が与えられます。
取得後はIR活動の重要性を理解していることの証明になるため、キャリアアップの際にアピールできるでしょう。
その他、PhotoshopやIllustratorなどAdobeソフトのスキルを持っていると、SNS運用やオウンドメディアの充実に役立つかもしれません。
広報やPR職でキャリアを積むためには、業務で活用できる以下のスキルを習得できていると重宝されます。
それぞれどのように広報やPRで活かせるのか、解説していきます。
広報活動において、ターゲット選定は非常に重要です。対象となる顧客の思考を理解し、ニーズや興味を分析してより明確なターゲットを絞り込む必要があります。
また定めたターゲット情報をチームに共有し、どのような方法で何を達成するのか正しく言語化する力も求められます。
各情報を関係者へ正確に伝え、協力してプロジェクトを遂行するためにも、適切な言葉をセレクトして相手に伝えられるよう意識しましょう。そうすれば、どのようなPR職に就いてもスキルを活かせるはずです。
広報でキャリアを築いていくと、マスコミ関係者や専門家と接する機会が多くなります。そのようなシーンでは、企業や団体の取り組みをわかりやすく伝えるコミュニケーションスキルが必要です。情報の受け手が一般の方となる場合は、専門用語を避けたやりとりを意識するのも大切でしょう。
「コミュニケーションに長けている」と評価されれば、有能な広報人材としてキャリアアップできるかもしれません。
広報では、社会の動向やトレンドを素早くキャッチアップする能力が求められます。
ニュースや専門誌・Webサイト・ソーシャルメディアなどの多様な情報源を活用し、新しいトピックや話題を入手することで、より有益な情報を提供できるようになります。また場合によっては競合他社の広報活動やマーケティングに目を向け、情報収集するケースもあるかもしれません。
いずれにしても最新情報へアクセスする力があれば、効果的な広報戦略の打ち出しにつなげられるでしょう。
広報ではコンテンツ作成や広告キャンペーンなどのシーンで、英語を用いた表現を使用する場合があります。英語で魅力的に情報発信するためは、一定レベルの英語力が必要です。
また国内外でPR活動を進めるとなれば、各国の人々へ自信をもって意見したり情報提供したりする力も求められるでしょう。英語力があるだけで担える業務幅が広がるため、習得できているとキャリアアップにつながるでしょう。
まずは、広報の一般的な年収を確認しましょう。年代別と役職別、ほかの管理部門系職種との年収比較も行います。
広報の平均年収は400万~500万円です。給与所得者の平均給与は443万円なので、広報の年収は一般的な会社員の平均的な水準だといえます。
※参考:転職会議|広報の年収まとめ (給料/平均年収/企業名などを集計)
※参考:国税庁|令和3年分 民間給与実態統計調査
広報の年収は年代によって異なります。年齢が上がるにつれて経験値やスキルレベルが上がり、リーダーや役職者になる人も増えてくるため年収も高くなっていきます。
20代広報職の年収は350万~400万円が相場です。20代はまだキャリアが浅く、高度なスキルや知識を身につけていない場合が多いため、年収は比較的低く設定されています。
30代広報職の年収は400万~500万円が相場です。30代になると広報職としての経験やスキルが豊富になり、さまざまな業務に対応できるようになります。そのため20代に比べて年収が高いです。
広報は自社にまつわる情報発信を通じて、企業と各関係者のつながりを良好に保つ役割を担う職種です。
ひとこと「広報」といっても業務内容は幅広く、サービスや商品のPR活動のほか、社内報の作成やIR活動の公表・事業活動報告などに携わっています。発信内容次第で企業のイメージや権威性に影響が生じやすいため、非常に重要なポジションを担っているといっても過言ではありません。
広報の経験を活かしてキャリア形成したい場合、広報や関連部署でキャリアアップしていくか、広報の経験を活かした転職で活躍の場を広げるキャリアパスが想定されます。なかでも転職を検討するなら、広報のどのような業務を重視したいのか、どんなスキルを伸ばしたいのかによって転職先が大きく変わります。
もし転職先の選び方や自己分析に不安のある方は、転職サイトの活用を検討してみるとよいでしょう。アドバイザーからのサポートを受けられれば、自身の目指したい姿がよりイメージしやすくなるはずです。
なかでも、広報やPR職に特化したサイトであれば、広報転職の専門家が担当してくれるのでキャリアの棚卸から安心して相談できます。求人も大量に送られてくるのではなく、個人にあった厳選求人を提案してもらえます。
例えば、管理部門特化の転職エージェント「BEET-AGENT」に登録すると、広報のスカウトが届くほか、広報の働き方やキャリアパスに詳しいアドバイザーが相談にのってくれます。
自分の市場価値を計れて、かつ転職支援も受けられる一石二鳥なサービスです。
◆公式サイト:https://beet-agent.com/
転職サイトは求職者は無料でサービスを利用できるので、いくつか登録してみて自分に合ったアドバイザーと転職活動を進めるとよいでしょう。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
BEET-AGENT | 広報・PR・IRなどの転職支援に強い、特化転職エージェント。 |
マスメディアン | マーケティング・クリエイティブ特化型。広報の求人も保有。 |
MS Agent | 広報など管理部門と士業に特化。30年以上の実績をもつ。 |